くらし 【特集】くわなのウェルビーイング「消防団」(2)

■若い力で防災をPR学生団員
◆学生のアイデアや行動力で、まちの防災力向上に貢献
地域防災の担い手の育成を目的として新設された学生団員。現在、大学生や専門学校生など20人の学生団員が学生生活と消防団活動を両立しています。
主な任務は若者の視点を生かした広報活動です。具体的には、消防団の魅力を伝える動画制作やSNSでの情報発信、イベントでのチラシ配布など、幅広い世代に防災意識を啓発する活動を行っています。
専門知識の習得にも力を入れており、市民に救急法を指導できる「応急手当指導員」の資格を取得。地域住民向けの救命講習を実施し、地域全体の防災力向上に貢献しています。
若い力とアイデアで本市の防災力をさらに高め、地域が一体となって助け合える社会をめざします。

▽学生団員インタビュー
[片桐 寛翔(ひろと)さん(大学2年生)]
[山下紅葉(もみじ)さん(看護学校2年生)]
Q.消防団に入ったきっかけは?
片桐さん…将来、消防士をめざしています。募集を知り迷わず入団を決めました。
山下さん…看護を学んでいて、病院とは違う現場での知識を学びたいと思い入団しました。

Q.活動のやりがいは?
片桐さん…イベントで、地域の人たちから「学生さんの力はすごいね」「ありがとう」と声をかけてもらったことです。
山下さん…自分たちが作ったチラシや動画に興味を持ってもらい、防災意識の向上につながることがやりがいです。

Q.入団を考えている学生にメッセージをお願いします。
片桐さん…地域貢献をしているという充実感を得ることができます。現場に出ることを不安に思っている人は、広報活動がメインですので安心してください。防災や救命の知識はこれからの人生に生きると思います。ぜひ仲間に入って一緒に学んでほしいですね。
山下さん…消防団にはさまざまな職種や年代の人がいて、多くの人と関わることは自分の将来にもプラスになります。少しでも興味があれば、ぜひ話を聞いてみてください。

■自己PRに活用できる!学生消防団活動認証証明書
消防団員として1年以上活動した学生には、市長から「学生消防団活動認証証明書」が交付されます。この証明書は、就職活動の自己PRなどで活用できます。
申請:所属する消防団長に認証の推薦を依頼。
 ⇓
推薦:消防団長が市長に推薦。
 ⇓
審査:市長が推薦された学生の功績を審査。
 ⇓
交付:審査の結果、認証が決定された場合、市長から「認証状」、企業提出用に「認証証明書」を交付。

問合せ:
この記事については秘書広報課(【電話】24-1492【FAX】24-1119)
消防団入団については消防救急課(【電話】86-7486)