- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県亀山市
- 広報紙名 : 広報かめやま 2025年5月1日号
谷 慶子さん(みずほ台)
幼少期のキャンプ体験の積み重ねが自らの土台を築いてくれたことから、自然体験活動を広く知ってほしいと、大学卒業後から東京、千葉で長年、自然学校に従事されてきました。ご主人の転勤で亀山に移住。双子の育児をしながら、亀山の自然豊かな環境の中で、移住者(wind)も地元の方(soil)も交流できる豊かな子育て、人づくりをしたいと、5年前に仲間とwindsoil(ウインドソイル)を設立。
現在、乳幼児の親子を対象にした「あおぞらen」、幼児から学童期の親子を対象とした「やまのしずく」を月1回ずつ開催。身近な自然や里山での稲作づくりや森遊びなどの体験の場を提供しています。「年間を通して、参加者が大きな家族のようになっていき、共に子どもたちを見守り、成長を喜び合えることが、この活動の魅力です」と谷さん。
「人の土台をつくる幼少期に、さまざまな自然体験を通して豊かな感性を育み、地域とつながることで多世代交流の場が出来ます。仲間と育ち合い、自然から子どもも大人も学んでいきます。その経験が心のふるさととなり、亀山を大切に想う、未来を見据えた人づくりをしていけたらいいなと思います」と話されます。
今後も自然の中での体験を通じて、亀山の自然環境と人のつながりの大切さを次世代へつなげる取り組みが続きます。