- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県東員町
- 広報紙名 : 広報とういん 令和7年5月号
透き通る 誇れる水に 感謝する
第67 回 水道週間スローガン
水道週間は、水道について理解と関心を高め、公衆衛生の向上と生活環境の改善を図るために制定されています。普段何気なく使っている水、私たちの生活に不可欠な水について、この機会に考えてみませんか。
■水道事業の現状と課題
近年の水道事業を取り巻く環境は厳しく、節水機器の普及やライフスタイルの変化などによって、水需要は減少傾向にあります。
また水道施設の老朽化が進み、施設の適正な運営管理のための設備更新や、南海トラフ巨大地震などに備え耐震化を実施していく必要があります。水道施設のうち、主要な構築物は耐震性を有していますが、水道管は耐震性能を有していないものがあります。巨大地震が発生した場合、水道管が損傷し、断水などが発生すると予想しています。
そのため町では「水道施設更新計画」に基づいて水道管の耐震化工事を実施し、安全な水を安定して供給し続ける取り組みを行っていきます。
■水質検査を実施しています
町では毎月水質検査を実施し、検査結果を町ホームページに掲載しています。最近話題になっているPFASの検査も行っています。
PFASとは、有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物の総称です。中でもPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)とPFOA(ペルフルオロオクタン酸)は「分解が遅く、環境中に蓄積される」という特徴があり、動植物の生息・生育や人の健康に影響を及ぼす可能性が指摘されています。既にPFOSとPFOAは製造・輸入が原則禁止となっています。
町が行っている検査で、PFASが基準値を超えて検出されたことはありません。今後も引き続き検査を実施し、皆さんに安全な水を届けます。
問合せ:上下水道課
【電話】86-2812