- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県玉城町
- 広報紙名 : 広報たまき 2025年6月号
三重県内七か所の庭園を巡る、国のガーデンツーリズム認定の伊勢國(いせのくに)お庭街道(にわかいどう)※に、玄甲舎も登録されました。
8年前に復元整備された玄甲舎は178年前の弘化4年(1847年)、久野丹波守家老の金森得水が佐田に建てた茶室兼別邸。庭園は約250坪(826平方メートル)、石灯篭や蹲踞(つくばい)が備えられ、木々の間には大小の奇・怪石を取り混ぜた飛び石が置かれ、南側に広がる国束山系の山並みや東面の鷲嶺(しゅうれい)を借景とした、わびさびを感じる庭園です。ほかに登録された庭園には、玉城町の歴史と関係の深い国指定北畠氏館跡庭園(旧美杉村)も含まれています。国内外の多くの方に日本庭園の魅力と、茶の湯の文化を味わっていただきたいと考えています。
6月18日、東京日本橋三重テラスで、お庭街道誕生セミナーを開催し、魅力を発信してまいります。
続100名城の田丸城、伊勢國お庭街道登録の玄甲舎は、町の宝です。まちの歴史と文化が映えるように、まちを美しく仕上げていきましょう。
※伊勢國お庭街道…ガーデンツーリズム(庭園観光)を通して本来のお伊勢参りを復活させる取組み。構成庭園は、六華苑(桑名市)・横山氏庭園(菰野町)・伊奈冨神社庭園(鈴鹿市)・真宗高田派本山専修寺雲幽園(津市)・北畠氏館跡庭園(津市)・旧長谷川治郎兵衛家(松阪市)・玄甲舎(玉城町)の7つ。令和7年4月26日に国土交通省のガーデンツーリズムに登録された。
5月12日町長室にて 辻村修一
※「辻村」の「辻」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。