- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県紀宝町
- 広報紙名 : 広報きほう 令和7年8月号
■第二子が生まれて
下平 鈴華さん(井田)
私は28年間、紀宝町井田で生まれ育ちました。家の前には海が広がり、波の音が日常に溶け込んでいます。この町で育ったことが、私の心の中で大切な存在となっており、今度は、自分の子どもたちをこの町で育てることができることに、深い喜びを感じています。
第二子が生まれてから、私は育児休業中で家にいる時間が増えました。上の子は4歳の女の子で、毎日元気いっぱいに過ごしています。弟ができたことに喜びつつも、ときには「赤ちゃんばかり注目されるのが嫌だ!」と不満を感じることもあります。それでも、少しずつお姉ちゃんとしての自覚を持ち、弟の面倒を見てくれる姿を見るたびに、成長を感じています。
下の子は0歳。5月に生まれたばかりで、授乳やおむつ替えに追われる日々ですが、その小さな手を握るたびに、育児の喜びを実感しています。夜中に起きることもありますが、その分、赤ちゃんが成長していく様子を一番間近で感じられるのが何よりの幸せです。
日々の生活は、子どもたちと一緒に過ごす時間が中心となっています。散歩の際に、海を眺めながら「私が子どものころも毎日、浜で遊んでいたなあ」と、思い出します。
育児休業中の私は、家で過ごす時間が多くなり、子どもと一緒に遊ぶ時間を大切にしています。日々の忙しさの中でも、子どもたちのおかげで小さな幸せを感じる瞬間が増えてきました。
将来、子どもたちが大きくなったとき、この町で過ごした時間が子どもたちにとっても大切な思い出となり、この町で育ったことが、私と同じように心の中で温かな場所として残ることを願っています。
これからも、自然豊かなこの町で家族と一緒に過ごし、子どもと一緒に成長できるように毎日を大切にしていきたいと思います。
[PROFILE]
しもだいら すずかさん
毎日子どもたちの成長を感じている下平さん。「子どもたちと一緒に私も成長していきたい」と話していました。
9月号は井田の御本達則(みもとたつのり)さんです。下平さんからは、「引き受けてくださりありがとうございます!よろしくお願いします!」