健康 こんにちは保健師です! その230

◆今月のテーマ
多くの食材が豊富にそろう秋 食べ過ぎに注意しましょう

秋といえば、食欲の秋。食欲が増す原因の一つに、神経伝達物質「セロトニン」の分泌量との関係が挙げられます。
夏から秋になるにつれ日照時間はどんどん短くなっていきます。日照時間が減ると日に当たる時間が短くなり、セロトニンの分泌量が減る傾向にあり、その結果、食欲が増します。
食べ過ぎは、肥満や生活習慣病である高血圧や糖尿病の原因となるため、食べ過ぎを予防しましょう。

(1)食事の前に水を飲む
食事の30分前に約200ミリリットルの水を飲むことで、空腹感が和らぎ、食べ過ぎを防ぐことができます。また、水を飲むことで胃の運動が促進され、消化がスムーズになります。

(2)食事のバランスを見直す
血糖値が上がりにくく、消化に時間がかかるタンパク質、良質な脂質、食物繊維などを食べましょう。また、栄養バランスがとれたよい食事の後は、身体が満たされ、空腹感がなくなります。

(3)食事の時間を空けすぎない
食事と食事の時間の間隔を空けすぎると、飢餓モードになり、たくさん食べようと体が反応してしまいます。食事の間隔は4~5時間空けることが理想です。

(4)よく噛(か)んでゆっくり食べる
一口につき、30回以上噛むことを意識しましょう。最初は難しいかもしれませんが、よく噛んで食べると満腹感を感じやすくなります。また、食材本来の味を感じることができます。

食べることは生きていくために必要で、毎日の生活の一部です。今日からできることを一つずつ実行し、食べ過ぎを防ぎましょう。