- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県近江八幡市
- 広報紙名 : 広報おうみはちまん 2025年6月号
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■〔5月4日〕~能登の復興を祈願して~伝統の仕掛花火「篠田の花火」
「近江八幡の火まつり」の1つとして国選択無形民俗文化財に指定され、毎年、世相をからめ趣向を凝らした和火が彩る「篠田の花火」が篠田神社で開催されました。
今年は「御陣乗太鼓(こじんじょだいこ)とキリコ」がテーマ。地震と豪雨による甚大な被害に見舞われた能登復興を祈願して、輪島の伝統文化を表現されました。午後8時過ぎからの打ち上げ花火の後、仕掛花火に点火されると、色鮮やかな「吊りランス」とよばれる洋火、ナイアガラ花火などの後、もうもうたる煙が消えると、静寂のなか、藤紫色の絵柄が浮かび上がり、境内を埋めた見物客は幻想の世界にしばし酔いしれました。
■〔4月24日~5月20日〕「青空を悠然と泳ぐこいのぼり」
川沿いを散歩して楽しむ親子や総合医療センター入院患者の心の癒しになるようにと、「白鳥川の景観を良くする会」が、同センター付近の白鳥川にこいのぼり川渡し、こいのぼりあげを行いました。今年で13回目となり、2日間で述べ60人のメンバーらが参加し、約120匹のこいのぼりを設置。早速、近隣に住む親子連れや遊歩道を散策する人が足を止めて、気持ちよさそうに泳ぐ色とりどりこいのぼりを楽しんでいました。
■〔4月19日〕大松明の奉納神事「沙沙貴まつり」
沙沙貴神社に祀(まつ)られている少彦名神(すくなひこなのかみ)を湖上から神社へ迎えることが由来とされている大松明の奉納神事が、安土町常楽寺で行われました。地元のヨシで作られた大松明を横倒しにして、「満寿(まんじゅ)(神明縄)」のほか「駕与丁(かよちょう)」の頭領が乗り込み、手桶踊りを披露しながら、「ヨッサー、ヨッサー」と掛け声をかけ、金刀比羅(こんぴら)神社から沙沙貴神社まで氏子らによって引かれました。夜に大松明が沙沙貴神社に到着し、奉納神事を終えた後、境内で奉火され、五穀豊穣を祈りました。