くらし 総合戦略の取り組み評価を実施しました

町の取り組みに対し、総合計画懇話会の皆さんに検証いただいた内容を報告書にまとめました。
報告書にある皆さんの意見や町の取り組みを紹介します。

◆基本目標(1) 結婚・出産・子育ての希望をみんなで支えてかなえる
A評価…8施策
「安心して妊娠・出産・子育てができるための支援」「子育て支援のネットワークづくり」など
B評価…3施策
「青少年の社会参画の促進」「子どもの読書活動と学習活動の支援」など

子育てボランティア養成講座や子育て応援フードドライブ+αを開催し、地域で子育てを行う風土作りを進めました。
子育て分野の施策において、住民を単なる「サービスの受け手」として捉えるのではなく、自ら課題解決に向けて動く「主体」となるよう、意識の醸成と政策の工夫が求められています。

◆基本目標(2) 地域資源を活かし、地域経済の活力と暮らしを支える雇用をつくる
A評価…5施策
「農業経営・担い手育成への支援」「町内雇用の促進と雇用機会の拡大」など
B評価…3施策
「農業生産・特産品の振興」「地域内経済循環の推進」など

農業者の減少や農地利用の課題に対応するため、地域計画の策定支援に取り組みました。
農業など季節変動のある仕事について、他の産業との組み合わせで年間所得を保障するような「複合的な働き方」を町として研究・提案し、移住定住を考える若者世代に新たな選択肢として提示することが求められています。

◆基本目標(3) まちの魅力を活かし、交流を育み新しい人の流れをつくる
A評価…4施策
「地域の移動手段の充実」「UIJターン受入の充実」など
B評価…2施策
「商工業の活性化」「地域資源を活かした体験型観光の推進」など

町中を周遊するスタンプラリーや農業体験事業、近江日野商人サミットなど関係人口の創出に取り組みました。
質の高い観光・交流プログラムを模索し、どうすれば観光という体験が移住定住に結びつくのかを戦略的に再構築することが求められています。

◆基本目標(4) くらしやすい地域を育み、安心して住み続けられるまちをつくる
A評価…11施策
「食育・多文化共生の推進」「支え合いの仕組みづくりの促進」など
B評価…4施策
「高齢者のいきがいづくり」「住民のくらしを支える知識・情報の提供」など

英会話教室、韓国語講座、日本語教室などを開催し、多文化共生の促進と交流のきっかけづくりに取り組みました。
外国人が人口の5%近くを占める現状を踏まえ、定住を前提とした長期的な視点での共生社会づくりを、町の重要課題として明確に位置付けることが求められています。

まちづくりの指針として第6次日野町総合計画を策定しています。そのなかから、人口減少、高齢社会に特化した施策を「日野町くらし安心ひとづくり総合戦略」として策定し、取り組みを進めています。
令和6年度の取り組みについて、住民・団体代表・有識者の皆さんによる総合計画懇話会で検証・評価をしていただきました。評価は、SからDの5段階評価で、40施策のうち、28施策は「A(優れている)」、12施策は「B(実施できている)」と評価を受けました。
この検証結果を踏まえ、施策の改善を図り、取り組みを進めていきます。

・町ホームページ…検証結果のまとめた報告書を掲載しています

問い合わせ先:企画振興課 企画人権担当
【電話】0748-52-6552