くらし 京都基本構想を策定しました

市では、2050年を見据えた、京都のまちと市民の皆さまの羅針盤となる「京都基本構想」を策定。ここでは、同構想の内容を紹介します。

■京都基本構想の概要
同構想は、2050年の未来を見据えて「こういうまちであり続けたい」という京都の理想を描くもので、市会にて全会一致で議決されて12月に策定しました。
理想の実現に向けて、今後、新京都戦略や分野別計画において具体的な施策を示し、推進していきます。

◇市の政策体系図
・世界文化自由都市宣言
・京都基本構想
・新京都戦略・分野別計画

1978年に策定された、京都が目指す「都市の理想」を示した宣言。市のあらゆる政策の最上位に位置付けられています。

■京都基本構想の構成
◇序文
⇒ポイント(1)で解説

◇第一章
京都基本構想策定の背景

◇第二章
京都のかたち

◇第三章
世界・日本・京都市のいまと未来への課題

◇第四章
わたしたち京都市民がめざすまち
⇒ポイント(2)で解説

◇第五章
京都を生きるわたしたちのこれから
⇒ポイント(3)で解説

『今回は、特に重要な、序文・第四章・第五章を詳しく解説します。』

■ポイント(1)「序文」
◆京都が未来に受け継いでいくべき3つの価値
序文では、京都のまちの基軸となる「歴史と文化」「自然との共生」「人とのつながり」の3つの価値を示しています。これらを未来に受け継いでいくことで、京都の価値を守り続けたいという思いを込めています。

▽歴史と文化を介して人間性を恢復(かいふく)(※)できるまち
・歴史と文化から、人としての豊かさを見つめ直していく

1200年を超える歴史の中で生まれた、お祭りや芸道、工芸、神社仏閣、庭園などの文化は、このまちで暮らす人々が育み、伝え遺してきたものです。だからこそ、こうした歴史と文化を次の世代に引き継いでいくことが大切です。
※…「回復」よりも大きな概念で元の状態に戻ること

▽自然への畏敬(いけい)と感謝の念を抱けるまち
・自然と謙虚に向き合い共生する姿勢を大切にしていく

山々に囲まれ、豊かな水に恵まれている京都の自然が、人々の生き方や美意識、信仰などの精神文化を育んできました。だからこそ、私たちは自然の中を生きる命の一つであると改めて意識することが大切です。

▽自他の生(せい)をともに肯定し尊重し合えるまち
・まちを支えてきた「つながり」を未来につなげ、世界とともに歩んでいく

町内会やお祭り、お稽古事、登下校の見守りなど、人と人との「つながり」が、長期的な共生の基礎となる「信頼」を作ってきました。だからこそ、互いを尊重し、つながりを広げることで、世界の平和に貢献していくことが大切です。

■ポイント(2)「第四章」
◆京都市民がめざす9つのまちのすがた
第四章では、序文で示す3つの価値を未来に受け継いでいくため、それぞれの価値に紐づけて9つのまちの将来像を描いています。

▽歴史と文化を介して人間性を恢復できるまち
(1)本物(ほんまもん)を追究・創造し続ける
短期的な利益のみを求めるのではなく、市内外の人々と積極的に連携・協力しながら、ほんまもんを創造し続けられるまちにしていく。

(2)世界の文化と交流し、新たな文化を創造し続ける
世界との交流から生まれる新たな文化を受け入れ、世界へと活躍の場を広げるとともに、活動拠点として選ばれるまちにしていく。

(3)「夢中」と「感動」に溢れ、学び続けられる
夢中になれることを見つけ、地域全体でともに尊重し学び合えるまちにしていく。

(4)平穏と静寂のもとで自己と世界に深く向き合える
あらゆる分断を乗り越え、尊重し合えることを再確認できるまちであり続けることで、平和に貢献していく。

▽自然への畏敬と感謝の念を抱けるまち
(5)謙虚に自然と関わり続ける
自然の中で生かされているという謙虚さのもとで、日々の暮らしを営み、自然と共生するまちにしていく。

(6)災害や感染症などの危機からしなやかに立ち直る
これまで培ってきたしなやかさを保ち、連携・協働しながら、危機に備え、立ち直ることができるまちにしていく。

▽自他の生をともに肯定し尊重し合えるまち
(7)多層的でゆるやかなつながりが続く
住民自治の伝統を継承しつつ、肩書や立場を超えたつながりを紡ぐことで、愛着を抱くことができるまちにしていく。

(8)支え合いの中で日々の生活を営める
互いに支え、支えられる関係の中で、ともに自分らしく、安心安全に暮らすことができるまちにしていく。

(9)ひとりひとりの個性や価値観を尊重し合える
全ての人が個性を発揮し、それぞれが望む生き方や暮らし方を実現できるまちにしていく。

◆京都の価値を未来へつないでいくために
▽〔今後取り組んでいくこと〕「京都学藝(げい)衆構想」を展開!
京都基本構想の理念を具体化する施策として、学問・文化・芸術・産業・スポーツなど幅広い分野の担い手、まちの匠、語り部をはじめ地域の方々が育んできた多彩な魅力や価値に触れ、学び合う場を創出していきます。

■ポイント(3)「第五章」
◆めざすまちの実現に向けて
京都は、世代や立場、文化的背景などを超えて人々が交流し、互いの違いを受け入れ、支え合い、人の連なりを大切にしてきたまちです。
めざすまちの実現に向けて、3つの価値をよりどころの1つとして、市民の皆さまや行政はもちろん、京都に関わるさまざまな方々がともに対話と議論を重ねていくことが大切です。行政は皆さまの意見や提案を真摯に受け止め、具体的な政策に反映し、実行していきます。

▽未来への問いかけ
同構想は、今後直面する課題に対して、さまざまな人々が対話と議論を重ねながら、理想の実現を希求していただきたいという思いから「未来への問いかけ」で締めくくっています。

『これを機に、日々の暮らしの中で、京都が受け継いできた価値に思いを巡らせ、今後のまちの在り方について考えてみませんか。』

京都基本構想について、より詳しく知りたい方は、HPをご確認ください。

問合せ:都市経営戦略室
【電話】222-3030【FAX】213-1066