くらし ふりかえり 2024年度決算(1)

■一人ひとりが幸せを実感できるまちをめざして
2024年度(令和6年)当初予算は、「幸せを生きる新時代・福知山づくり浸透予算」として編成しました。『まちづくり構想福知山』の計画年度の中間年にあたり、その取り組みの熟度や効果をより高めていくための予算と位置づけました。
また、市長選挙後の6月市議会定例会では、選挙公約である「みらいをつくる7つのまちづくり」をスタートさせるための1.4億円の肉付予算を追加し、重点施策の推進を図りました。2025年9月定例会で承認を受けた決算の概要を紹介します。

◆こどもたちがいきいきと育ち、学ぶまちに
○こどもの居場所・SIRO(シロ)らぼの拡充
約474万円
学校生活に悩みを抱えるこどもたちの「多様な学びの場」として、予約制の「SIROらぼ」を2023年5月に開設しました。さらに、24年5月からはフリースペースの「SIROらぼ+(プラス)」も開設し、こどもたちの居場所を拡充しています。SIROらぼ、SIROらぼ+合わせて、延べ1052人が利用しました。
利用の相談はこども家庭支援課(【電話】24-7066)まで

○保育士を支援し、人材確保
約5724万円
幼児教育の無償化や共働き世帯の増加に伴い、保育施設の需要が増加。保育士を確保し入所保留児童の解消に取り組んでいます。24年度は雇用支援の対象者を保育士資格を有する潜在保育士にまで広げ、20名の保育士の雇用を支援しました。

・保育士等定着支援金の給付
・保育士宿舎借り上げ支援
・「保育補助者・支援者」の雇用支援〔拡充〕
・保育士就学資金貸付
・若手保育士巡回支援アドバイザーの配置

◆ひとりひとりが大切にされるまちに
○乳幼児1か月健診が無料に
約729万円
「4か月児」「10か月児」「1歳6か月児」「3歳児」の集団健診に加え、これまで自己負担だった1か月健診を市の独自事業として無料で受けられるようにしました。経済的負担を減らし、疾病の発見を早め、早い段階から保護者の不安や心配に寄り添い、支援が必要な人に関わる機会をつくりました。

○個別の災害時ケアプランを推進
約2297万円
家族や地域の支援では避難が困難な人に対し、災害リスクや世帯状況、心身の機能レベルなどを踏まえ、市と福祉専門職が主体となり、本人や家族、地域住民とともに「個別避難計画」を作成しました。24年度までに延べ138件の避難計画を作成しています。

◆時代に対応した産業振興が進むまちに
○未来を支える企業の創出を支援 NEXT産業創造プログラム
約1304万円
起業家や投資家からノウハウを学ぶNEXT産業創造塾などの既存のプログラムに加え、事業拡大を支援する実践講座「F-StartUp(エフ-スタートアップ)」を新設しました。NEXT産業創造プログラム内での起業数、事業連携数は2024年度だけで15件、累計で84件となりました。

○獣害対策の先進地ふくちやま大学と連携しICTを活用
約1384万円
兵庫県立大学に委託して山中のシカ・イノシシの生息密度を調査しました。また福知山公立大学と連携し、ICT機器のコスト軽減を図り、データに基づいた地域住民主体の獣害対策を支援しました。

○ゼロカーボンシティをめざし 環境共創プラットフォームを設立
約1566万円
2050年ゼロカーボンシティ(二酸化炭素排出量実質ゼロのまち)をめざし、官民学の50者で「福知山市持続可能なエネルギー・環境共創プラットフォーム」を設立しました。再エネの活用や脱炭素につながる農業など、脱炭素事業の具体化に向け、検討をスタートしました。

◆いつからでも学び 人材が育つまちに
○DX講座で知識をアップデート 社会人向け情報教育プログラムを実施
約171万円
社会人向けの情報教育プログラムを福知山公立大学で開催。データサイエンスや広報用動画作成コースなどの講座を行い、38人が参加。参加者の8割以上が「学んだ知識や技術は業務や活動に活かせる」と答えました。

○未来のIT人材を育成 小中学生向けプログラミング教室
約160万円
福知山公立大学と連携し、小中学生を対象に「ゲームでプログラミング」などの講座を開催。40人が受講し、参加者の97%が「今回の講座がきっかけでプログラミングに興味を持てた」と回答する満足度の高い取り組みになりました。

○皆さんと歩んだ学びの場 図書館100周年記念イベント
約149万円
市立図書館は、大正13年(1924年)に開館し、昨年で100周年を迎えたため、これを記念してイベントを実施しました。演劇鑑賞には127人、読み聞かせイベントには147人が参加。他にも図書館巡りスタンプラリー、こうの史代「荒神絵巻」作品展などのイベントを行いました。

◆安心して住み続けられるまちに
○地域を支える拠点として 六人部地域公民館の整備・改修などを実施
約4億9801万円
老朽化が進んでいた六人部地域公民館の大規模改修などを行いました。地域福祉や地域コミュニティ活動の拠点として、地域包括支援センター、地域住民センター、避難施設としての機能を備えています。地域住民同士のつながりを深め、安心・安全を確保した施設となりました。

○老朽化した市営住宅 つつじが丘・向野団地を統合建替
約8億3216万円
耐用年数を超過し老朽化した市営住宅つつじが丘団地と向野団地の統合建て替えを進め、1期棟(87戸)が完成しました。維持管理費の削減と居住水準の向上のため、福知山市では初めてPFI(民間資金とノウハウの活用)方式を採用しました。

◆市民の皆さんと未来を共有できるまちに
○協働のまちづくりへ 市民と共に効果的・効率的な広報を検討
約348万円
ICTの進展により、市民の情報入手行動が変化し、ニーズも多様化しています。広報戦略検討委員会と市民ワークショップを開催し、市民と共に効果的・効率的な広報・広聴のあり方を検討し、7つの方向性が示されました。提言書の内容をもとに広報アクションを重ねています。

◆発信力のある魅力あふれるまちに
○大阪・関西万博への出展を準備 認知度を拡大し観光誘客を促進
約375万円
国内外から多くの来場者が見込まれる大阪・関西万博に向けて出展準備や関西空港での観光PRを行いました。25年には万博で大江山の鬼伝説を発信するための大江山酒呑百鬼夜行や、1970年大阪万博に続いて福知山踊りの披露などを行いました。

○福知山のナイトコンテンツを創出 福知山イル未来と
約200万円
福知山市も参加する実行委員会が、ゆらのガーデン芝生へのプロジェクションマッピングや福知山城公園でのお化け屋敷、福知山公立大学と豊岡市の芸術文化観光専門職大学の学生による体験型ゲームなどを実施。2日間で3900人が来場しました。イル未来とは2025年のふるさとイベント大賞で京都府初の内閣総理大臣賞を受賞しています。