- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府綾部市
- 広報紙名 : 広報あやべねっと 令和7年7月号
■自分事として行動を
昭和40年8月、部落差別(同和問題)の解決は国の責務であり、国民的な課題であるとする「同和対策審議会答申」が政府に提出されました。府と京都人権啓発推進会議は、答申が出された8月を「人権強調月間」と位置付け、毎年、府民に対する啓発事業に取り組んでいます。
部落差別をはじめとする人権課題は今もなお数多く存在し、インターネット上の誹謗(ひぼう)中傷、職場等でのハラスメント、性的少数者や外国人に対する偏見など、人権を取り巻く状況は複雑化・多様化しています。「自分は差別をしていないし、差別も受けていないから関係ない」と無関心でいるのではなく、人権問題を自分のこととして捉え行動を起こすことが、誰もが安心して心豊かに暮らせるまちづくりにつながります。
市は、3月に策定した第4次綾部市人権教育・啓発推進計画「人権かがやきプラン」に基づき、人権尊重のまちづくりに向けた取り組みを進めています。計画書は、市ホームページ(記事ID5416)で閲覧できます
■フェスタを開催
市は同月間に合わせ、8月30日にあやテラス・ホール(青野町)をメイン会場に「あやべ人権フェスタ2025」を開催します。講演会のほか、紙芝居や映画など、さまざまな内容で人権について学べる機会となっています。私たち一人一人にできることは何かを、考えてみませんか。