子育て 令和7年度全国学力・学習状況調査 京丹後の児童生徒の学力状況調査結果

小学6年生と中学3年生を対象にした全国学力・学習状況調査が4月に実施されました。今年度、国語、算数(数学)に加え理科の調査が行われ、中学理科では生徒のタブレット端末で実施するCBT方式で調査が行われました。この結果を踏まえ、市は就学前から10年間を見通した保幼小中一貫教育をさらに充実させ、学校・家庭・地域と一層連携協力して指導の改善や充実につなげていきます。また、来年度は3年ぶりとなる中学英語の調査がCBT方式で実施される予定です。学力状況と併せて、英語教育実施状況調査をもとに現在の本市生徒の英語運用能力について紹介します。
※この調査結果は令和7年度全国学力・学習状況調査に関する実施要領に基づき市教育委員会が公表するものであり、あくまで学力の一側面です。

■令和7年度全国学力・学習状況調査
※(1)全国平均正答率以外の正答率は整数で公表※(2)IRTとは児童生徒の正答・誤答が問題の特性によるのか児童生徒の学力によるのかを区別して分析し児童生徒の学力スコアを推定する統計理論

▽自分なりの言葉で回答しようとする子どもたち
3科目(中学理科はCBTのため除く)において記述問題を抽出し、無回答の割合を全国と比較しました。

本市は全国に比べ無回答の割合が同程度から低い結果となっており、自分なりの言葉で回答しようとする児童生徒が多いことが分かります。

■令和6年度英語教育実施状況調査の結果
※(1)英語教育実施状況調査は、英語教育改善の状況について調査し、国の施策の検討や各教育委員会の施策改善に役立てるため、全ての公立中学校と高等学校を対象に国が調査するもの。
※(2)CEFRA1レベルは、英語を学び始めた初心者が最初に目指すべき目標で、日常生活で最低限のコミュニケーションができることを示すレベル(令和6年度が最新)

▽CEFRA1レベル相当以上を取得している生徒の割合

本市は前年から11.9ポイント増加し、全国平均を7.5ポイント上回りました

■これまで求められていた力と今、求められている力
「ノートを隅まで暗記すれば高得点が取れる」知識量が重要とされてきた時代から、「生きて働く知識や技能」「未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力」といった知識を活用することが求められる時代へと変わってきました。そのため、中学の外国語科では知識や技能を目的や場面、状況に応じて活用できるようにするための指導が進んでおり、少しづつ成果も見えてきています。市は今後も、子どもたちが「社会に求められている力」を身に付けられる指導を行うため、授業改善と指導の充実を図っていきます。

問合せ:学校教育課
【電話】0772-69-0620