くらし 【新春対談】市長×Future Lab. Kizugawa
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- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府木津川市
- 広報紙名 : 【京都府木津川市】広報きづがわ 2026年1月号
市では、令和6年12月から、ロート製薬(株)、事業構想大学院大学と連携し、産官学連携によるプロジェクト研究「Future Lab. Kizugawa」を進めてきました。
プロジェクト研究では、10人の研究生が市の地域課題の解決や新たな事業モデルの作成に向け、講義やグループ討議を通して「事業構想計画書」を作成し、研究成果について発表をおこないました。発表内容は、市ホームページからご覧ください。
今回の新春対談では、研究生の中から6人に、プロジェクト研究で学んだことや、今後の抱負を伺いました。
■市長
それぞれの事業テーマで、今回提案をしようと思ったきっかけを教えてください。
田村さん:市がおこなう取り組みは、若者向けのものが多いため、地域の人財を活かしたマッチングサービスというひらめきから「シニア世代」を対象に考えました。
松本さん:3年前に市民農園を始め、畑で野菜を育てる楽しみと面白さを体験しました。
若いうちから経験できることの価値に気づき、「農」をテーマに「都市近郊の立地」を活かした提案を考えました。
吉田さん:人生100年時代、新しい生き方が始まる退職後の男性をWell-beingにすれば家族が幸せになると考え、生きる上で必要な「食」をテーマに考えました。
森崎さん:実際に今自分がいる環境で、できそうなことを考え、自分が普段から取り組んでいる「お茶」をテーマに考えました。
岡田さん:こどもとの日々が思い出いっぱいの楽しい時間であってほしいという思いから、自身の子育ての経験やママさん達の声を参考に、子育て中、年齢制限なくカフェのように気軽に行ける親子の居場所について考えました。
宮坂さん:学研都市という特色を活かしながら、研究職が教育現場で何かできることはないかと考え、「研究支援」というテーマで考えました。
▽私たちが考えた 木津川市の未来を築く構想!
サイエンスシティ木津川:国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 宮坂泰弘(みやさかやすひろ)さん
こそだてテラス:おやこスタジオpeekaboo 岡田貴子(おかだたかこ)さん
KIZZU Tea Academy:(株)福寿園森崎 森崎領(もりさきりょう)さん
Kizu na Bistro Club:積水ハウス(株)吉田知未(よしだともみ)さん
育てたい野菜だけの栽培体験『VegeFocus』:ロート製薬(株)松本剛典(まつもとたけのり)さん
キヅカツ~木津川で活躍する人をつなぐ~:木津川市役所田村(たむら)主事
■市長
このプロジェクト研究を通して、大変だったことや、そこから学んだことはありますか?
松本さん:いろんな視察や研究を経て、これまで見えていなかった市を知ることができました。たくさんの取り組みを知り、新しい人との繋がりができることで、市への愛着が増し、地域課題を自分事として考えるようになりました。
岡田さん:言語化や人前での発表が苦手な私にとって、プロジェクト研究への応募はチャレンジでしたが、先生やメンバーに助けてもらいながら、長年抱えてきた思いや課題を言語化できたことはとても大きな学びになりました。市の協力を仰ぎながら実現に向けて歩みたいと思います。
宮坂さん:研究職として働いていることもあり、マーケティングなど、普段考えない切り口で物事を考えるのが新鮮でした。特に「社会課題」を意識しつつテーマを考えるということが、今後の研究課題を考える上でも、勉強になりました。市のいいところにもたくさん気づき、もっと好きになりました。
■市長
発表を終えた感想や、今後の抱負があれば教えてください。
田村さん:このプロジェクトでは、ゼロから企画するというところが、日頃の業務とは違い、貴重な経験でした。参加者全員が、市を良くするために熱く考えていて、自分自身も市のことをたくさん考えた1年でした。今後もその視点を大事にしながら、働きたいと思います。
吉田さん:発表が終わってホッとしました。このプロジェクト研究ではたくさんの学びがあり、実際に会社の事業にも繋がりそうな内容の提案ができたので、社内でも共有して、さらにブラッシュアップした形で、実現に向けて進められたらと思います。
森崎さん:構想だけでなく、実現性を考えることが難しかったですが、会社・地域・そして茶業にとって、何かプラスになり、貢献できるようなことを考えられたと思います。
昨今はインバウンドなどの影響で茶業も大きく変化したので、このチャンスを活かして抹茶事業として何か具体的に出来たらいいなと思います。
■プロジェクト研究期間、参加者を伴走支援くださった2人に、話を伺いました。
▽ロート製薬(株) 南修二(みなみしゅうじ)さん
参加者の皆さんは現場に足を運び、生の声を起点に事業を構想しました。参加者間で協働するなかで、所属団体のバックアップもあり、短期間で事業案をブラッシュアップしました。今後の地域創生における、実践的で理想的なモデルとなったと思います。
▽事業構想大学院大学 小宮信彦(こみやのぶひこ)さん
様々なバックグラウンド、スキル、経験をもったメンバーが集い、官民連携で地域活性化を事業構想しました。多様な視点からのユニークな発想や考察は、「選ばれる木津川市」づくりに期待がもてる構想ばかりでした。
■市長
皆さんの素晴らしい発表と対談でそれぞれの思いを聞き、ぜひ今回いただいた意見を市政にも活かしていきながら、市民に希望を与えられるような取り組みに繋げていきたいと思いました。
今後もこの繋がりを大切にして、一緒に連携しながら市を良くしていきましょう。
