- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府大阪市東成区
- 広報紙名 : ひがしなりだより 令和7年6月号
■風水害対策 もしものとき にあわてないために
2025年(令和7年)6月発行
エスディージーズ11 住み続けられるまちづくりを
◆災害はいつどこで起こるかわかりません
令和6年能登半島豪雨は、9月21~22日にかけて能登半島の北部で記録的な大雨となり、石川県輪島市では最大1時間降水量121ミリ、3時間降水量220ミリなど観測史上1位の記録を更新し、この災害では線状降水帯が発生しました。
豪雨災害・地震災害ともに、いつどこで起こるか予測できないものであるからこそ、平時からの対策が重要です。
防災特集号を水害ハザードマップ(6~7面)と合わせて保存し、有効にご活用ください。
※線状降水帯…次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50~300キロメートル程度、幅20~50キロメートル程度の強い降水をともなう雨域のこと
◆防災会議を開きましょう
どのような場合にどこへ避難するか、あらかじめ適切な避難行動を考えておくことが大切です。一緒に住んでいる方や、離れた家族や友人などと共有することも重要です。
◇主な検討事項
・避難場所や落ち合う場所
・安否確認の方法(連絡手段など)
・避難出口の確認
◆マイタイムラインを作ろう
家族や友人などと話し合ったことや自分自身で考えた「自分の逃げ方」を、マイタイムラインや緊急連絡カードなどにまとめましょう
◆災害ごとに避難のタイミングと避難先を確認しましょう
◇水害時(避難情報警戒レベル3以上発令時) 河川等氾濫など水害への備え
ご自宅の周辺の浸水の深さを浸水想定図(水害ハザードマップ)からご確認ください。
[避難が必要なかたは]
浸水しない安全な場所へ
原則 浸水が始まる前に早めの避難
避難先の優先順位1 自宅 親戚宅 知人宅 職場など
避難先の優先順位2 最寄りの避難所
[逃げ遅れたら]
その場そのときで命を守れる場所へ
避難先の優先順位3
最寄りの水害時(津波)避難ビル
高い建物や高い場所
ただし、老朽化した木造家屋の場合は家屋倒壊等氾濫想定区域外であっても家屋の倒壊・流出の可能性があります。
◇台風発生時
・台風発生
台風に関する情報を確認
防災用品の確認
・台風接近(上陸3日前)
避難場所の確認(遠方への避難を検討)
・台風上陸直前(上陸1日前)
交通機関計画運休等の確認
広域避難開始(遠方へ避難できる場合)
・台風上陸・最接近
屋内安全確保(堅牢な建築物へ避難または家から動かない)
◆暴風・竜巻の備えも
毎年強風注意報が50回前後、そのうち暴風警報が複数回発生しています。また、竜巻の注意喚起も年に複数回発表されています。お住まいや所有の空家の対策を怠らないようにしましょう。
◆勤務先や通学先、旅行先のハザードマップも確認しましょう。
災害は自宅にいるタイミングで発生するとは限りません。発災時に自分がどこにいるかによってとるべき行動も異なります。
勤務先や学校、お出かけ先などのハザードマップをあらかじめ確認し、万が一の際の行動を決めておくようにしましょう。