- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府大阪市東成区
- 広報紙名 : ひがしなりだより 令和7年6月号
■避難行動警戒レベルについて
自治体などでは、水害時における避難情報の伝え方を警戒レベルにより発信する形になっております。
警戒レベル3 避難に時間を要する人(高齢者、障がい者、乳幼児等)とその支援者は危険な場所から避難
警戒レベル4 全員が危険な場所から避難してください。
警戒レベル3発令
危険な場所から高齢者等避難
警戒レベル4発令
危険な場所から全員避難
大阪市から発令される警戒レベルとは別に、河川管理者(国土交通省・大阪府など)や気象庁から発表される警戒レベル相当情報が発表された場合
警戒レベル3相当 氾濫警戒情報、洪水警報等
警戒レベル4相当 氾濫危険情報等
すぐに避難できる準備を
■日頃から風水害時に備えよう
◆外出時の心構え
一般に、生活の約34パーセントの時間を自宅の外で過ごしていると言われているため、外出時に災害が発生した場合のことも考えておきましょう。
◇出張や旅行に行く時には
1 行く場所のハザードマップ等を確認
2 できる限り安全な宿泊所を確保(津波、高潮、洪水の浸水域の場合は上階の部屋)
3 宿泊所に到着次第、宿泊所の避難経路、地域の避難場所までの経路を確認
4 お互いに安否確認ができるよう、家族や会社との連絡手段を確保
5 水、食料、充電器、懐中電灯、救急用品、笛などの携帯防災グッズを所持
◇車を運転しているとき
・大雨時は視界が悪く、ハンドル操作やブレーキが利かなくなることもあるため運転を控えること
・アンダーパスなど道路冠水のおそれがある場所は通行しない
・津波警報や避難行動警戒レベル3以上、道路冠水等で避難する場合は、車から降りて、近くの建物の3階以上へ避難
◆普段から備えておくこと
・周りより低い場所など、危険な個所を把握
・避難場所や避難ルートを確認
・側溝や排水溝などにごみや落ち葉が溜まっていないかなど、家のまわりを点検
・浸水のおそれがある地域や低い土地に住んでいる方は土のうを準備
※土のうの無償貸し出しについては、クリアウォーター大阪 株式会社田島管路管理センター【電話】6751-5048にお問い合わせください。
◆風水害から身を守るために
◇気象情報に注意する
テレビやラジオ、電話(177)、インターネットなどを利用して、気象庁から発表される警報・注意報などの情報に注意
◇むやみに外出しない
・台風が接近しているときや豪雨の時は、外出しない
・やむを得ず外出する際は、気象情報を確認し、少しでも危険を感じる場所には近づかないようにする
・特に堤防・海辺・河川の見物はしない
◇早めに避難しましょう
・まだ大丈夫、自分だけは大丈夫、と思い込まず、早めに避難することが命を守るポイント
・大阪市から避難情報が出れば、直ちに必要な避難行動をとりましょう
■風水害に備えて住まいの点検をしましょう
◆補助制度について
◇家屋の解体・建替え・耐震をご検討の方へ
大阪市では一定の要件を満たす家屋の解体や耐震工事、建替等の費用を一部補助する制度があります。
令和7年度補助制度の要件を満たすかどうかは、下記の二次元コードよりご確認ください。
制度についての問い合わせ・申請:都市整備局 耐震・密集市街地整備 受付窓口
【電話】6882-7053
◆住まいの適切な管理を
◇相次ぐ老朽家屋の被害
東成区ではここ数年、老朽家屋・空家の屋根瓦や外壁の飛散に関する通報が相次いでいます。
特に、空家は適切な管理が行われていない場合が多く、度重なる台風の影響で急激に劣化していきます。
住まいの修繕をしないまま第三者に被害があった場合、所有者が損害賠償責任を負う場合があります。台風接近の前後は特に、住まいの点検・補修等をお願いします。
◆空家に関するお悩み
売れない、貸せない、などお持ちの空家に関してお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
問合せ先:空き家相談ホットライン(不動産コンサルティング協会)
【電話】7713-1375
■平野川・平野川分水路の浸水対策
大雨警報時に平野川や平野川分水路の水位が一時的に上昇することがありますが、河川の排水機場や鉄扉、水門の操作により、京橋口から大川(旧淀川)へ流し込むことにより水位の調整を行っております。
そのため、平成元年以降は平野川や平野川分水路による氾濫は起こっておりません。
しかしながら、ハザードマップにあるように、千年に1度の大雨による浸水被害も想定されており、そういったことにならないよう、最終手段として下水道ポンプの調整を行うことも想定されています。
■東成区防災講演会
東成区では毎年3月に防災講演会を開催しています。講演内容は東成区役所公式YouTubeチャンネルからご覧ください。
◇過去の動画
・令和2年度 ペットと防災
・令和3年度 気象の知識
・令和4年度 女性視点の防災
・令和5年度 自宅避難、外出時の対応
・令和6年度 阪神淡路大震災から30年、密集市街地での防災活動
■ひがしなり防災情報(公式LINE)
平時は防災知識を、災害時には避難所開設状況などを発信します。