- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府大阪市阿倍野区
- 広報紙名 : 広報あべの 令和7年6月号
区長 青柳 毅
先日、区内で開催された「第29回全国地域福祉施設研修会大阪大会」に参加しました。高齢者、障がいのある方、生きづらさを抱える方や子育てなど様々な分野で支援をされている地域福祉施設の皆さまが全国から集まり、「町を歩こう~福祉の心を文化に~」をテーマに2日間、講演や意見交換等が行われました。テーマの「町を歩こう」は「地域福祉施設(職員)ができることは何か。答えは人々の暮らしの中=町の中にあるのではないか。」との趣旨で、その福祉マインドに大変感銘を受けました。現場で日々奮闘されている皆さまに深い敬意と感謝の念を表します。皆さまの献身的なご努力が、多くの人々の暮らしを支え、地域社会をよりよいものにしていただいていることを改めて強く認識する機会となりました。
当区の地域福祉計画では「気にかける・つながる・支えあう地域づくり」を目標の1つに掲げています。身近に暮らす方同士が互いを気にかけていただくことで、日々の変化に気づき支援に結び付けることや、災害時の助け合いにもつながります。「おはよう」「こんにちは」のひとことが誰かの支えになることもあります。
地域のすべての区民や団体等が、連携して地域福祉活動に取り組むことがますます重要になります。日々の行動から福祉の心が育まれ、福祉文化となって阿倍野区に根付くよう願ってやみません。区民・施設の皆さま、今後とも引き続きのお力添えをよろしくお願いいたします。