くらし 気軽に集ってふれあい喫茶
- 1/19
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府大阪市北区
- 広報紙名 : わがまち北区 令和7年12月号
■地域のボランティアが運営
「コーヒーの人は手を挙げて」「紅茶の人は?」。西天満地域福祉センターに集まった約20人の注文を取って、ふれあい喫茶が始まりました。家族の近況、楽しみにしている映画の話、体調のことなど、各テーブルでにぎやかなおしゃべりが続きます。
近所の人たちが気軽に集い、交流を深める場として各地域で開かれているふれあい喫茶。西天満地域では毎月第2土曜に地域のボランティア約10人が、食事サービス(要予約)に続いて運営しています。65歳以上を対象に、コーヒーまたは紅茶に菓子付きで100円。毎月参加している女性は、「家を出るきっかけになるし、ここに来れば会える人もいる。食べるのはみんな好きやからね」と話します。
◇喫茶の後にイベントも
喫茶の後に交流イベントがあるのも西天満地域の特徴です。取材をした10月は輪投げ競争でした。1~9の的棒を狙い5つの輪を投げて1セット。2セットの合計点を競います。的までの距離は体調次第で自由に変更が可能。「落ち着いて」「ひざを使って」「頑張れ」…1投ごとに歓声が沸きます。投げ終わると的の点数を素早く足し算、数字が飛び交います。合計34点で優勝した女性は「人生で初めてトップになった!」とスピーチしました。
「喫茶はテーブルが分かれるので、イベントはみんな一緒に楽しめて、頭も口も手も使ってもらえるよう工夫しています」と話すのは、ふれあい喫茶委員長の田中佐起子さん。ほかにもカラオケや塗り絵をしたり、クリスマスやお正月の飾りを手作りしたり。手作業の苦手な人には、持ち帰り用に完成した飾りを用意する気配りも欠かしません。歴史の話や手品など、スキルを持った地域の人を発掘し、イベントで登壇してもらうことも。「とにかく来て良かったと思ってもらいたくて」と話します。
課題もあります。「男性がもっと来てくれたらいいですね」と話すのは、スタッフの1人で西天満女性会会長の波多野雅代さん。体調面などからスタッフが減ってきたのも気掛かりです。四井聡子さんは「元気なんやから手伝って」と頼まれ、この日初めて参加しました。「声を掛けてもらってよかったです。楽しかったので、また来ます」
◇地域の集会所などで開催
ふれあい喫茶は、町会を中心に地域の様々な団体で構成される地域活動協議会の活動の一つです。月に1、2回、地域の集会所などで開催され、西天満のようにイベントをするところ、ぜんざいなどメニューが豊富なところ、年齢を問わず参加できるところなど様々です。是非一度、お住まいの地域のふれあい喫茶をのぞいてみませんか。
北区のふれあい喫茶一覧はこちら
【HP】https://www.city.osaka.lg.jp/kita/page/0000627747.html
各地域活動協議会の活動についてはこちら
【HP】https://www.city.osaka.lg.jp/kita/category/3075-9-1-0-0-0-0-0-0-0.html
