くらし 新年あいさつ

■堺市長 永藤英機
あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、新しい年を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年開催された「大阪・関西万博」では、堺市としても貴重な機会と考え、万博会場での春・夏・秋の主催催事に加え、海外の国々や多彩なパビリオンとの連携等を通じて類いまれな堺の歴史や文化、産業などの魅力を国内外に広く発信しました。
会場内外で繰り広げた数々の挑戦を堺の成長・発展につなげ、中世の時代に国際貿易都市として「黄金の日日」と称されるほどの繁栄を極めた堺が、今も将来にも存在感を発揮する都市であるように万博のレガシーを活かします。
また、昨年は「大和川リバーサイドサイクルライン」の開通や堺旧港の海辺空間を活用したホテル等の魅力的な施設のオープン、全員喫食制の中学校給食の開始、更には大仙公園の気球の運行開始など、堺の魅力がこれまで以上に広がりました。
今年は、市政運営の大方針となる「堺市基本計画2030」をはじめ多くの重要な計画類が策定され、対象期間を迎えます。都市像に掲げる「未来を創るイノベーティブ都市」には、「先人から受け継いだ堺の貴重な資源や可能性を最大限に活かして挑戦することにより、未来に向かってイノベーションを生み続け、輝かしい堺の未来を切り拓く」という強い意志が込められています。
本年の干支「丙午」には「情熱やエネルギーをもって力強く突き進む」という意味があります。市民の皆様がこれからも堺で安心して暮らし続けることができ、将来にも夢と希望が持てる都市であるよう全身全霊を注ぎます。
結びに、本年が皆様にとりまして健康で幸多き素晴らしい一年となりますことを心より祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

■堺市議会議長 西田浩延
市民の皆様、新年おめでとうございます。年頭にあたり、市議会を代表して、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに大阪・関西万博が開催されました。会場内では、世界各地から集結した先端技術をはじめ、未来社会に向けた新たな取組が多くの来場者を魅了し、生命の尊厳や未来への希望を世界に示す貴重な場となりました。本万博を通じて世界へ発信した堺の類いまれな歴史や文化などに更に磨きをかけ、果敢に挑戦・創造し続け、未来の成長・発展につなげていくことが重要です。
また、昨年は戦後80年という歴史的な節目を迎え、戦争の記憶と教訓を次世代へ継承する大切さと平和の尊さを改めて胸に刻みました。再び戦争の惨禍を繰り返さないためには、私たち一人ひとりが主体となり、この教訓を次世代に語り継ぐことが未来の平和を守ることにつながります。
そして、本年は、堺市と美原町が合併し、政令指定都市へと移行をしてから20年目という大きな節目を迎える年でもあります。人口減少や高齢化が深刻化する社会において、堺がこれからも成長・発展し続けるためには、政令指定都市移行を機に得た権限、財源を引き続き最大限に活かし、持続可能な都市経営を実現する必要があります。
堺市議会におきましては、持続可能な社会を実現し、未来の平和、そして市民の安全・安心な暮らしを守るため、予算審議や政策提案を通じて議論を重ね、議会としての責任を果たしてまいります。
結びに、本年が皆様にとりまして、心身ともに健やかで、希望に満ちた一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。新たな年の始まりにあたり、皆様のご多幸を願い、年頭のご挨拶とさせていただきます。