文化 おおつ物語

■馬の鞍下毛布
令和8年の干支は午(うま)ということで、「馬の鞍下毛布」を紹介します。
鞍下毛布とは、馬の背中と鞍の間に敷く布で、「鞍下」や「ゼッケン」とも呼ばれています。馬の汗を吸収し、鞍と馬の間の摩擦を防ぐ役割に加え保温効果もあります。
今から約120年前の日本では、馬は交通手段や軍事活動において重要な存在であり、その装備品としての鞍下毛布もまた、重要なもののひとつでした。
泉大津地域で毛布の生産が始まったのは明治19(1886)年頃ですが、産業として本格的に成立したのは明治38(1905)年頃です。この時期、軍需品として毛布を生産するようになり、それまで真田紐や肩掛なども生産する兼業工場が毛布専業の工場へと転換、さらに工場数も急増するなど、泉大津の毛布産業は急速に成長を遂げました。
現在ではほとんど目にすることのない「馬の鞍下毛布」ですが、本市の毛布産業発展のきっかけとなる重要な資料です。

問合せ:生涯学習課