- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府泉大津市
- 広報紙名 : 広報いずみおおつ 令和7年6月号
■上條小学校の歴史(3)〜校舎の移転と高等科の設置~
蓮正寺の本堂から始まった上條小学校は、何度かその場所を移転しています。明治12(1879)年に助松村の共有地に移転したのち、明治42(1909)年に現在の上條小学校の場所に移転することが決まり、同年3月に新校舎が起工、10月23日に落成式が行われました。
これは、明治40(1907)年に義務教育を6年と規定する小学校令の改正が行われたため、上條尋常小学校に明治41(1908)年に5学年を、翌42(1909)年には6学年を新設したことで、校舎が手狭となること、そして森村から通う児童の通学の利便性を考えてのことでした。
大正7(1918)年には高等科(現在の中学校に相当)が設置され、「上條尋常高等小学校」と改称しますが、昭和5(1930)年に高等科がなくなり(旭小学校高等科に合併)、「上條尋常小学校」となります。
現在の場所に移転してから100年余り。多くの児童がこの場所から巣立っていったのです。
問合せ:生涯学習課