健康 ほっスピタル・かいづか

■「切らない」乳がんの治療法!ラジオ波を使った治療法
乳がんの標準的な治療は「乳房切除術」と「乳房温存術」で、早期発見の小さながんであっても手術による切除を行ってきました。
しかし、2023年12月にラジオ波を使った早期乳がんを「切らない(切除をしない)」新たな治療法が保険適用になりました。当院も2024年11月に日本乳癌学会が定める術者認定と施設承認を得て、治療を開始しています。
特徴は手術に比べて患者さんの身体への負担が少ないことです。具体的には、乳房の傷は数ミリ程度と小さく、乳房の変形がほとんどないことや、出血リスクがとても少ないことなどが挙げられます。一方で、しこりの大きさが1.5cm以下で、わきのリンパ節や遠隔臓器に転移を認めないなど、決められた適応条件を満たす早期乳がんの方が対象となります。
がんの「切除」をせずに治療可能な画期的な日本発の乳がんの局所治療方法です。ラジオ波を使った乳がんの治療法に興味がある方や希望する方は、ぜひ当院にご相談ください。
乳がん高度検診・治療センター長:大城智弥

問合せ先:貝塚病院
【電話】072-422-5865