くらし COLUMN「コラム」(2)

消費生活相談員コラム
消費生活ウォッチング

ネット広告に気をつけて!その広告ダークパターンかも

■ダークパターンとは
ダークパターンとは、広告表示において消費者を騙したり、勘違いさせたりするデザインに対してつけられた名称です。具体的なパターンを紹介します。
・パターン1「こっそり」
定期購入なのに、1回だけの購入であるかのように表示されている(よく見ると小さな文字で回数縛りのある定期購入であることが書かれている)。
・パターン2「緊急性」
「残り〇分」などカウントダウンタイマーを表示することで、購入を急がせる。
・パターン3「妨害」
サービスの登録や商品の購入は容易だが、退会、解約は手間や時間がかかる(専用のメッセージアプリに登録させる。10問以上のアンケートの回答が必要など)。

■アドバイス
まずはダークパターンの存在を知ることが大切です。そして騙されないために落ち着いて対応することが必要です。欲しい商品が売り切れそうな表示でも今すぐ買うのではなく、ひと呼吸置いて画面の内容を確認するようにしましょう。特に※や小さな文字で書かれた内容は注意が必要です。広告画面をスクリーンショットして保存することも有効です。ネット社会に潜むリスクと生き抜く力を養いましょう。

問合せ:消費生活センター
【電話】56-0700