くらし COLUMN「コラム」(1)

支え合いの現場から

百歳まで現役!

「街かどデイハウスシルバースクール」の代表小林さんを訪ねました。小林さんは地域のみなさんが気軽に集える場所として、通いの場活動を3年前にスタートし、今年から三日市地区で「街かどデイハウスシルバースクール」として活動を広げています。
活動を始めたきっかけは、介護現場で働いていたときに「介護サービスを利用する前の段階こそ大切。元気なうちに楽しめる場をつくりたい」と思ったことでした。活動日は月曜日から土曜日。内容は、脳トレや麻雀、体操、手芸、料理、カラオケなど多彩で、利用者の希望に合わせて内容を調整します。準備から運営まで、小林さんが一人で担いながら工夫を重ねています。利用者は70〜90歳代。小林さん自身も元気のお手本になるために、「100歳まで現役」を合言葉に、常に情報収集を心掛け、利用者に新しい話題を届けています。
最近は、男性の利用者が少ないことや、新しい参加者が最初の一歩を踏み出しにくいことを課題に感じています。そのため、新しいメニューとしてカラオケを始めたり、地域包括支援センターや社会福祉協議会に協力してもらい周知をしたりして、利用者の確保に力を入れています。
現在は一人で運営している小林さんですが、今後については「自分の代で終わらせたくない。利用者でも地域の方でも、関心のある人はお手伝いや運営に関わってほしい」と話します。
無理なく、楽しく、長く続けながら、同じ健康状態を維持してもらうことが小林さんの目標です。ちょっと衰えたかな?と思ったら、通いの場に来るチャンス。話をするだけでも元気のヒントがありますよ。行ってみようかなと思った人はぜひ一度足を運んでみてください。きっと新しい出会いや楽しみが待っています。

問合せ:社会福祉協議会内
【電話】65-0133