くらし 令和6年度決算報告

泉南市の令和6年度決算がまとまりました。
市民の皆さまに納めていただいた税金や国・府などから入ったお金がいくらで、どのように使われたかをお知らせします。
詳細や過去の決算については、市ウェブサイトをご覧ください。

■一般会計収支
令和6年度決算では、歳入歳出差引額は3億3,003万円で、翌年度へ繰越すべき財源の1,966万円を差引いた3億1,037万円が実質収支(黒字)となりました。厳しい財政状況ではありますが、限られた財源の中で、より効率的に行政サービスを提供していきます。

■一般会計歳入:287億9,431万円(前年度比3.2%減)
自主財源(市税や使用料・手数料など、自ら調達できる財源)は全体の41.9%、依存財源(国・府支出金や地方交付税など、定められた基準に基づき国などから交付される財源)は58.1%でした。
自主財源の比率が高いほど、行政の自主性や安定性を確保することができます。

▽市税内訳
市民税(個人) 21億9,697万円
市民税(法人) 4億3,197万円
固定資産税 48億7,780万円
軽自動車税 1億9,556万円
入湯税 167万円
市たばこ税 4億6,274万円
都市計画税 7億3,331万円

■一般会計歳出:284億6,428万円(前年度比4.1%減)

民生費:幼児や高齢者、障害者福祉などに使われたお金
総務費:市役所の全般的な事務に使われたお金
教育費:学校教育や文化・スポーツ振興などに使われたお金
公債費:借入金を返済するために使われたお金
衛生費:ごみ・し尿処理施設や予防接種などに使われたお金
土木費:道路や河川、住宅、公園などの工事に使われたお金
消防費:消防活動や災害を防ぐために使われたお金
商工費:商業や産業の発展のために使われたお金
議会費:議会運営のために使われたお金
農林水産業費:農業・漁業などの発展のために使われたお金
その他:基金への積立金や災害復旧のために使われたお金

■特別会計
特別会計とは保険料や使用料など特定の収入があり、その事業にかかるお金の流れを分かりやすくするために、一般会計とは分けて管理する会計です。本市には、国民健康保険や介護保険などの特別会計があります。
特別会計に財産区会計は含まれません

■健全化判断比率と資金不足比率
地方公共団体は、財政の早期健全化や再生の必要性を判断する4つの指標である「健全化判断比率」、公営企業の経営の健全化を判断する指標である「資金不足比率」を公表することが義務付けられています。
令和6年度決算は、いずれの指標も、早期健全化(経営健全化)の基準以下となりました。

実質赤字比率:一般会計などの赤字から財政運営の深刻度を見る比率
連結実質赤字比率:全会計の合計が赤字の場合に算出される、財政運営の深刻度を見る比率
実質公債費比率:借入金の返済額などの大きさから、資金繰りの危険度を見る比率
将来負担比率:一般会計などの負債の残高から、将来の財政への圧迫度を見る比率
資金不足比率:公営企業会計の資金不足割合から経営状況の深刻度を見る比率

■市債の残高はどうなっている?
市債とは、多額の経費を要する事業をおこなう場合、国・府・銀行などから借入れるものです。この借入金は、長期にわたり計画的に返済をおこなうことから、世代間負担の公平化が図られます。
令和6年度末の普通会計(本市では一般会計および公共用地取得事業特別会計)の市債残高は、224億2,298万円となり、前年度と比べ15億1,690万円(6.3%)減少しています。

■基金の残高はどうなっている?
基金とは、それぞれの特定の目的のために積立てるもので、家計でいえば貯金にあたるものです。災害や公共施設の更新、福祉や緑化の推進に係る経費などに備え積立てておく必要があります。
令和6年度末の各基金の現在高の合計は73億1,307万円で、前年度と比べ2億5,256万円(3.6%)増加しています。

■市民1人あたりの額は?

※1人あたりが負担した額(市税)と1人あたりに使われた額の差額の33万6,474円は、国・府の補助金や地方交付税などでまかなわれています
※矢印は前年度との比較です

1人あたりに使われた額の内訳

※市民1人あたりの額は、令和7年1月1日時点の住民基本台帳人口58,145人を用いています

関連サイト:市ウェブサイト→市政情報→財政

問合せ:財政課
【電話】483-0007