- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府阪南市
- 広報紙名 : 広報はんなん 2025年6月号
■事例1
亡くなった兄が生前利用していたネット銀行の口座を兄のスマートフォン(スマホ)で確認しようとしたが、画面ロックを解除できない。携帯電話会社の店舗に行ったが「初期化はできるが画面ロックの解除はできない」と言われた。
■事例2
夫が亡くなり携帯電話を解約した。クレジットカードの利用明細に1,000円の不明な請求があった。カード会社に聞くと、「スマホのセキュリティのサブスク(※)ではないか」と言われた。サブスク業者に連絡したが「すぐに解約するにはIDとパスワードが必要。分からなければすぐに解約はできない」と言われた。
◇対策
万が一の際に遺族がスマホやパソコンのロック解除ができるようにしておきましょう。
例えば、名刺サイズの紙にパスワードなどを記入し修正テープでマスキングなどした「スマホのスペアキー」を作り、家族が見つけられる場所に保管しておく方法があります。
また、ネット上の資産やサブスクの契約は、サービス名・ID・パスワードを日頃から整理し、エンディングノートの活用も検討しましょう。
※サブスク…サブスクリプションの略語で、一定期間、定額で商品やサービスを利用できる仕組みのこと。
問合せ:阪南市消費生活センター
【電話】072-489-4514