くらし クローズアップ豊岡(16)ー8月 とよおか生きもの歳時記~ギンヤンマ~ー

皆さんに豊岡の自然を身近に感じてもらうため、豊岡らしい季節の言葉を紹介します。

■飛翔するギンヤンマの姿がよく見られる季節となりました
◇真夏の水辺の人気者
ギンヤンマが多いのは平地の水草の多い池。日本全国に分布し各地で最も普通に見られるヤンマです。黄緑色の胸に淡い空色の腰。大きな複眼が目立ちます。海外にも分布しますが日本のものは亜種として区別されます。
4月から5月、春早くに見られるギンヤンマはクロスジギンヤンマといって少しだけ模様が違う別の種類のヤンマです。

◇ヤンマ科の仲間たち
ギンヤンマより少し地味な色合いのカトリヤンマは、夕方に家の軒先にたくさん飛来したのですが、今はめったに見かけません。
円山川に沿って点在していた池や沼ではアオヤンマやマルタンヤンマが見られたのですが、今では幻のヤンマです。
山地の池に行くと主役はオオルリボシヤンマに変わります。ギンヤンマより大きく青い斑点が目立ちます。

◇よい環境の指標
ギンヤンマと並んで人気者のオニヤンマは里山の谷間でよく見られます。幸いなことに両種ともまだ各地で見ることができます。さまざまな水辺環境に住むトンボは、水辺の自然環境のよい指標となります。

写真・文:NPO法人コウノトリ市民研究所 上田尚志(うえだひさし)