- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県川西市
- 広報紙名 : 広報かわにし milife 令和8年1月号
かわにしならではのカルチャーを発信。あんな人やこんな場所、魅力的なグルメなどを紹介します。
■ミクロの世界を追い求めて
粘土で作り出される米粒サイズの世界
市内で歯科医をしながらミニチュア作品を作る柿野貴史さん。作家になったきっかけや作品に込める思いを聞きました
蟻粒生物研究家「かきらし」
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※二次元コードは本紙をご覧ください。
蟻粒生物研究家 柿野貴史さん
ミニチュア作品を制作する、蟻粒生物研究家「かきらし」として活動。「かきらし」は名字の柿野の「かき」と歯ブラシの「らし」をかけ合わせたもの。
◇歯科医と作家二つの顔
市内にある川西かきの歯科で院長を務めながら、7年前から蟻粒(ありつぶ)生物研究家「かきらし」として活動しています。
川西は自然が豊かで、人も温かく、交通アクセスにも恵まれた住みやすいまちです。この環境の中で、歯科医として地域の皆さんの健康を守りながら、もう一つのライフワークであるミニチュア作品作りに取り組んでいます。
きっかけは、10年前に偶然書店で出会った、ミニチュア作りの本でした。子どもの頃から小さな折り紙で鶴を折るなど手先が器用だったので、好きが高じてミニチュア教室に通い始めました。
できるだけ小さく、より本物に近い作品を表現したいという思いが芽生え、米粒よりも小さいミリ単位の作品を追求するようになりました。
◇米粒サイズの世界を広げる
これまで約100点の作品を制作してきましたが、特に思い入れがあるのはネコとネズミの作品(写真4)。大きさは約1ミリで作品の中でも最小サイズです。
歯科医として培った技術が生かされ、小さければ小さいほど面白味が増すと感じています。
最近は、浦島太郎や金太郎など日本の昔話を題材にしたストーリー性のある作品作りを始めました。
見る人には、ミリ単位の世界に宿る質感や動きを通して、まるで実物を目の前にしているような感覚を楽しんでもらいたいですね。
※写真は本紙をご覧ください。
