健康 意外と知らない体の話

■健康寿命を延ばそう
◇人生100年時代
今年は昭和100年に当たる年です。昨今、超高齢社会を迎えた我が国は、今や女性の2人に1人、男性の4人に1人が90歳まで生きる時代です。

◇健康寿命を延ばすために
健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間を健康寿命といいます。
我が国の健康寿命は、令和6年時点で男性72.6歳、女性75.4歳で世界2位です。人は健康寿命が終わると9～12年の介護期間を経て平均寿命を終えます。
厚生労働省がメタボ対策をして平均寿命は延びましたが、健康寿命には影響せず介護期間だけ延びるという結果になりました。健康寿命を延ばし介護の期間を減らすことが大事なのです。

◇ロコモ対策で大切なこと
そこで、骨・関節・筋肉などに対して、ロコモ対策で健康寿命を延ばすことが新たな目標になりました。
ロコモとは、膝や腰の痛みなどが原因で立つ・歩くなどの移動能力が低下し、要介護や寝たきりになる危険性の高い状態を言います。
ロコモの3大原因疾患である骨粗しょう症、変形性膝関節症、腰部脊柱管狭窄(きょうさく)症への対策が大切です。
健康寿命を延ばすためには、ロコモを意識して「生活習慣の改善」「運動」「食事」をすることが非常に重要なのです。
(市医師会　古野雅彦)

問合せ：川西市医師会ホームページ
【HP】http://www.kawamed.or.jp/indexpc.html

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