くらし 令和7年度養父市の当初予算・令和7年度の重点施策

■令和7年度養父市の当初予算
一般会計:199億6,000万円
特別会計を含む総予算額:305億8,207万円

一般会計予算額は前年度と比べ7,200万円(0.4%)の増額となりました。建設事業費や公債費が減少するものの、人件費や委託料、デジタル関係経費などの支出が増額するためです。
特別会計を含む総予算額は、介護保険特別会計の減額などにより前年度と比べ2億7,087万円(0.9%)の減となりました。

◇一般会計の内訳

市税は個人住民税定額減税の終了などにより前年度と比べ9,300万円(4.2%)の増、地方交付税は収入の増や普通交付税の算定対象となる公債費の減などにより1億4,000万円(1.6%)の減を見込んでいます。建設事業費の財源として借り入れる市債は7億5,100万円(39.5%)の減となった一方、基金(市の貯金)の取り崩しなど繰入金は8億4,900万円(65.6%)の増となっています。自主財源の比率は前年度から4.8ポイント増加しましたが、低い水準となっています。

建設事業費は道路整備事業費(土木費)の減や公立八鹿病院PET-CT導入事業(衛生費)の完了などにより前年度と比べ3億9,700万円(11.4%)の減、人件費は給与改定による増のほか令和7年度からの地域手当や扶養手当の増により3億4,000万円(9.9%)の増となりました。
行政目的別にみると、教育費は中学校屋内運動場空調整備事業の実施などにより4億5,900万円(25.4%)の増、民生費は児童手当支給費や重層的支援体制整備事業費の増などにより2億800万円(4.3%)の増、土木費は2億3,500万円(11.3%)の減、衛生費は2億900万円(9.5%)の減となりました。

◇各会計予算額

◇市債の状況(令和7年度末)

◇基金の状況(令和7年度末)

■令和7年度の重点施策
施政テーマ:市民の笑顔と活力あふれる持続可能な養父市づくり~がんばるすべての市民を応援するまち~

養父市の未来は、市民一人ひとりの笑顔と活力で支えられています。私たちは、この課題に立ち向かい、持続可能な養父市づくりを進めることで、すべての市民が安心して暮らし、活力を感じることができる社会を実現していきます。

(1)豊かで快適な暮らし
・社会的処方を取り入れた重層的支援体制の整備
1億6,011万円
全ての市民が幸福と感じられる社会の創造を目指し、「社会的処方」を取り入れた重層的な総合支援を進めます。

・市道小山朝倉新道線新設事業
5,210万円
朝倉地区から八鹿中心部をつなぐ新たな道路を整備するため、用地取得を進めます。

・自動運転バス実証事業
9,605万円
令和6年度から実証している自動運転バスの運行台数増加と運行ルート延伸を行います。

(2)若者が未来に希望を持てる環境づくり
・養父市がんばる若者応援給付金
150万円
市内に居住し、事業所等に正規雇用での就職や自ら起業する新規学卒者等の若者を応援します

・中学校屋内運動場空調設備整備事業
1億5,000万円
安全かつ効果的に学習・運動に取り組める教育環境づくりのため、中学校体育館に空調設備を整備します。本年度は八鹿青渓中学校と養父中学校で実施します。

・YBパーク整備事業
530万円
YBファブの屋外スペースに、あらゆる人々が安心して楽しめる場を整備します。

(3)地域とともに成長する経済
・養父市の「食」を発信するイベント開催事業
1,020万円
養父市が全国に誇れる豊かな「食」を広く紹介するイベントを開催し、誘客や地域振興を図ります。

・関宮地域局周辺整備事業
6億5,550万円
関宮地域の中心となる関宮地域局エリア一帯に、幅広い世代の交流によって安心して生き生きとした人生を送ることができる居場所を創出します。

・地域自治組織運営事業
1億998万円
地域自治包括交付金のあり方を見直すことで、地域の人たちが「やりたい」を実現できる環境づくりを支援し、より良い地域づくりを目指します。

(4)未来を見据えた行財政運営
・自治体DX推進事業
3,769万円
行政運営に生成AIを導入し、業務負担の効率化を図り、より質の高い市民サービスを提供します。

・公共施設等総合管理計画改定事業
700万円
公共施設全体の適正化を実現し、未来を見据えたまちづくりを目指します。