子育て [子育てさぽーと]子育てPLUS1エッセンス★

■アタッチメント形成の大切さ
Q.もうすぐ子どもが誕生します。女性は、赤ちゃんを産むと「母性」が湧きあがってくると聞いたことがあります。待ち望んでいるのですが、元々子どもは苦手で、うまく遊んだりできるか不安です。「アタッチメント形成が大事」と聞きますが、どういうことでしょうか。

A.楽しみの反面、心配が勝る時期でもありますね。
「母性」については、科学的に証明はされていないようです。養育するために必要となる脳やこころの動きは、子どもと触れ合うことでゆっくりと時間をかけて発達してくるもので、さらにそこには男女差が見られないことが明らかにされています。
アタッチメントとは、主に心理学における愛着、つまり子どもが養育者と築く情緒的な絆を指す言葉です。抱かれ、授乳され、撫でられると身体内部に生理的・心理的な心地よい感覚が得られますが、重要な点は、提供するタイミングと言われています。養育者の声、顔、匂いなど、いずれかを同時に経験すると記憶し、その人の声を聞くだけで心地よさを呼び起こす相互作用がみられます。特定のだれかとアタッチメントが形成されると、その後の人生で出会う他者と円滑な関係を築いていく土台となります。抱っこしながら、あるいは手を触りながら、「気持ちいいね」「おいしいね」「かわいいね」と微笑みかけて見つめ合う声かけを積極的にしてみてください。

あれば、こども家庭センター「おひさま」妊娠・出産・子どもの健康【電話】88-5750または家庭児童相談室・ヤングケアラー相談窓口【電話】88-5271まで相談ください。

問合せ:こども福祉課(ミルネ内)
【電話】88-5750