- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県朝来市
- 広報紙名 : 広報朝来 令和7年11月号
◆和田山高等学校3年生 普通救命講習を受講
10月2日(木)、防災安全学を選択している和田山高等学校の3年生15人が「総合的な探究の時間」の一環として普通救命講習を受講しました。
南但消防本部の職員から救命処置について説明を受けた後、実技に挑戦。人形を使いながら、一人ずつ胸骨圧迫やAEDによる心肺蘇生法を実践しました。講習を終えた生徒には普通救命講習修了証が交付され、人命救助に必要な基礎知識と技術を身に付けました。
同校3年生の大林(おおばやし)ゆあさん(竹田上町)は「一緒に暮らしているお母さんに何かあった場合を想像しながら受講しました。もし、身の回りで人命救助が必要な場合、今回学んだことを生かして自ら率先して動きたい」と話されました。
◆兵庫県弁護士会と災害時における連携協力に関する協定締結
市は、10月3日(金)、兵庫県弁護士会と「災害時における連携協力に関する協定」を締結しました。
阪神・淡路大震災から30年が経った今も、全国では大きな災害が相次いでいます。この協定により、市内で災害が起きた際には、弁護士による無料の法律相談や、復旧・復興に関する情報提供を受けられるようになり、被災者の生活再建を、法の専門家とともに支えていきます。
協定締結式の際、藤岡市長は「未曾有の災害に備えて、被災者支援充実体制を整えることで、安全・安心で暮らせるまちの実現を目指していきたい」と話しました。
◆朝来市農政等に関する意見書提出
10月16日(木)、市農業委員会は農業委員会等に関する法律第38条第1項の規定に基づき、市に「朝来市農政等に関する意見書」を提出しました。
この意見書は、農業者を代表する機関として、農業農村地域の人づくりや地域づくり、持続可能な農業経営の推進などに関する施策について、意見を取りまとめたものです。
会長の石原武美(いしはらたけみ)さん(田中)は、7つの項目からなる意見書をもとに、「農地の集積・集約化や遊休農地の解消、新規就農者の確保・育成などの取り組みに対する支援を市の施策に反映させてほしい」と話されました。
◆夜久野高原基幹農道ウォーキングイベント
9月28日(日)、「夜久野高原基幹農道ウォーキングイベント」が夜久野高原土地改良区主催により、開催されました。
当日は100人を超える地元住民が参加され、秋晴れの空の下、夜久野高原までの美しい景観を楽しみながら歩かれました。畑の整備と関連して整備されたこの農道は、久田和のコウノトリ人工巣塔付近を起点とする約1.7キロの区間で、夜久野高原へのアクセス向上により、地域住民の生活利便性の向上や農業振興に大きく貢献することが見込まれます。
夜久野高原土地改良区理事長夜久哲夫(やくてつお)さん(宮)は、「夜久野高原へのアクセスが良くなったことで、農家の皆さんのより良い野菜づくりを支援し、夜久野ブランドの確立につなげていきたい」と話されました。
◆鉱山町のにぎわい再び 第24回銀谷祭り
9月28日(日)、朝来市生野町口銀谷周辺にて「第24回銀谷祭り」が開催されました。かつて鉱山の町として栄えた銀谷のまちなみが彩られ、旧車や、はいから市が祭りを盛り上げました。
沿道には地元特産品やスイーツの屋台が軒を連ね、訪れた家族連れや観光客が食べ歩きや買い物を楽しむ姿が見られました。子どもたちの元気な声と大人たちの笑顔があふれ、地域の歴史と人のつながりを感じる一日となりました。ご家族で来場された須鎗帆香(すやりほのか)さん(姫路市)は「スタンプを頑張って集めたいし、いっぱい美味しいものも食べたい」と元気いっぱいに話されました。
◆豊岡演劇祭 朝来市公演2025
9月23日(火・祝)、あさご芸術の森美術館にて豊岡演劇祭実行委員会と共催で「豊岡演劇祭朝来市公演」が開催されました。
豊岡演劇祭は、毎年9月に豊岡を中心に国内外のアーティストが集い、多彩な演劇やパフォーマンスを披露する芸術祭です。
当日は、石像や銅像に扮したパフォーマーが来場者を驚かせたり、一寸法師をモチーフにしたダンスパフォーマンスが披露されるなど、会場は終始にぎやかな雰囲気に包まれました。また、俳優の原田大二郎(はらだだいじろう)さんの朗読と佐藤正治(さとうまさはる)さんの打楽器によるパフォーマンスでは、観客を独特の世界観へと引き込みました。
◆秋の実りに乾杯!秋の蔵びらき
10月18日(土)、蔵びらき実行委員会主催で、山東町矢名瀬町にて「秋の蔵びらき」が開催されました。
当日は、春に搾った日本酒を夏までじっくり熟成させた「ひやおろし」や、限定生酒の特別試飲が行われ、訪れた人々は2つの酒蔵それぞれの味わいの違いを楽しみました。また、市内飲食店や梁瀬・粟鹿・与布土各自治協議会も出店し、日本酒に合うグルメを多数提供。来場者は日本酒を片手に、秋の味覚を存分に堪能しました。
蔵びらき実行委員長の稲場慎一(いなばしんいち)さん(上ゲ町)は「多くのお客様に楽しんでいただけて嬉しいです。次回は3月に開催予定ですので、ぜひご来場ください」と話されました。
