- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県たつの市
- 広報紙名 : 広報たつの 2025年9月10日号
■互いの人権を尊重するたつの市をめざして
8月は、「人権文化をすすめる市民運動推進強調月間」と定められています。8月を強調月間としているのは、昭和40年8月11日に同和対策審議会答申が出されたことからです。
この答申では、「同和問題が人類普遍の原理である人間の自由と平等に関する問題であり、日本国憲法によって保障された基本的人権に関わる課題です。その早急な解決こそ国の責務であり、同時に国民的課題である」との認識が示されています。
今年で、その答申が出されてから、ちょうど60年が経ちました。しかし、残念ながらインターネットを悪用した差別的な情報の掲載、結婚問題など、解決すべき課題が残されています。
令和5年度の県民意識調査では、「同和問題に関して、どのような人権問題が起きていると思われますか」の問いに対して、約24%の方が「わからない」と答えています。無関心な人ほど誤った情報に影響されやすく、それが偏見や差別につながることがあります。
たつの市では、8月31日(日)に人権文化をすすめる市民運動「中央大会」を開催しました。人権作品(ポスター・作文・標語)の入賞者表彰に続き、作文の部で市長賞を受賞された3名の作文朗読、木村響子さんによる記念講演があり、約千人の参加者の方々が、作品や講演に共感しながら、自らの人権意識を見つめることができたと思います。
互いの人権を尊重することを自然に感じたり、考えたり、行動できる人権文化あふれたたつの市にしていきましょう。
問合せ:人権教育推進課
【電話】64・3182