健康 病院通信

■抗原検査の『偽陰性』について
▽検査結果は
風邪のような症状があるとき、インフルエンザや新型コロナかもしれないと抗原検査を受ける人も多いと思います。抗原検査は15分ほどで結果が出る便利な検査ですが、『偽陰性』という注意点があります。偽陰性とは、本当はウイルスに感染しているのに、検査では「陰性(感染していない)」と結果が出てしまうことです。
このようなことが起こる主な理由は大きく3つあります。

(1)検体の取り方が適切でない場合
鼻の奥までしっかり綿棒を入れていないと、十分に採取できず、正しい結果がでません。

(2)抗原が少ないタイミングで検査をした場合
体の中でウイルスがまだ増えきっていない時は、抗原も量が少ないため、検査で見つけられないことがあります。

(3)検査キット(試薬)自体の限界
どんな検査にも完璧なものはありません。新型コロナウイルスの抗原検査では、感染している人を正しく「陽性」と判断できる確率(感度)は、おおよそ〈80%〉です。つまり、正しく検体を取っても、約20%の人は「陰性」と判定されてしまうことがあります。

「検査が陰性でも症状がある場合は、「感染していない」と思い込まず、マスクの着用・手洗い・換気・外出を控えるなど、まわりの人にうつさないための行動を続けることが大切です。
検査の結果は「診断」ではありません。医師の診察を受けて、はじめて診断されます。検査を正しく理解し、まわりの人を思いやる行動を心がけましょう。」

問合せ:多可赤十字病院
【電話】32-1223(代表)