くらし あした天気になぁれ 人権を考えるシリーズ 241

■ひろげよう こころのネットワーク『2025 いなみ人権・福祉フェスティバル』
令和7年12月6日(土)に、「障害者週間」(12月3日~9日)・「人権週間」(12月4日~10日)の啓発事業として、「2025 いなみ人権・福祉フェスティバル」をコスモホールで開催しました。
前半は、「障害者週間」啓発ポスターコンクールの受賞者(町内小中学生)の表彰式と、全国中学生人権作文コンテスト兵庫県大会加古川・高砂・稲美・播磨地区予選優秀賞を受賞した稲美中学校3年小山日和(ひより)さんによる作文「ふつうとは何か」の朗読が行われました。後半は、宮城県仙台市立台原(だいのはら)中学校教諭 小椋汐里(しおり)さんに「誰もがまっすぐに生きられる世界をめざして」と題してご講演をいただきました。

■演題「誰もがまっすぐに生きられる世界をめざして」
講師:小椋 汐里さん(仙台市立台原中学校教諭)
仙台市で英語の教員として採用され、5年目を迎えた小椋さん。英語の授業はペアの先生と行い、日常では生徒たちのよき相談相手となり、合唱部の顧問としても活躍されています。
網膜芽細胞腫(もうまくがさいぼうしゅ)という目の病気で5歳のときに全盲となり、両親の「社会性を身につけさせたい」という思いから、地元の幼稚園と小学校で過ごしました。ドッジボールや竹馬そして裁縫や料理も好きな小椋さんはいつも友だちと一緒で、「別にお世話をしているという感覚はありませんでした。昔も今も楽しいから一緒にいるだけです。」と語る同級生たちと豊かな学校生活を送りました。講演では、大学進学を目標に視覚支援学校中学・高等部で専門的な学習に取り組んだこと、英語を通して世界が広がった大学での活動や海外旅行の体験について楽しそうに語られました。一方、日常で起きた困りごとのエピソードを聴き、私たちは周囲のかかわりについて考えさせられました。
幼いころに見たアニメがきっかけで教員となり、「ひとは『ことば』と『こころ』でつながる」と考え、生徒の心を受け止め、その良さを伸ばせるような教師になりたいと努力されています。共生社会の実現にむけて「Life(命)、Light(光)、Love(愛)を大切に」とメッセージを添えて講演を終えられました。聞く人が明るく前向きな気持ちになり、希望を感じさせてもらえる貴重な講演でした。

問合先:
人権教育課【電話】492-2550
地域福祉課【電話】492-9136