くらし 上下水道課からのお知らせ

■PFOSおよびPFOAの検査結果について
有機フッ素化合物の一種であるPFOSおよびPFOAは、2000年代初めごろまで、さまざまな工業用途で利用されてきました。
近年、環境中の残留性や健康影響の懸念から、国際的に規制が進み、現在では日本を含む多くの国で製造・輸入などが禁止されていますが、分解されにくい性質があるため、現在も環境中に残っています。
国は、令和2年にこの物質を水質管理目標設定項目に位置付け「1リットル当たり50ナノグラム以下」とする暫定目標値を設定しました。(参考:1ナノグラム=10億分の1グラム)
本町では、令和6年度に全ての浄水場の原水で検査を実施し、全ての検体で国の暫定目標値を下回っていることを確認しました。今後もPFOSおよびPFOAの水質検査を継続して実施し、安全・安心な水道水を提供していきます。

■人工衛星画像を活用した漏水調査について
兵庫県と県内25市町合同で、人工衛星画像を活用した漏水調査を実施しました。人工衛星から地表へマイクロ波を射出し、水道水特有の反射波を独自アルゴリズムとしてAI(人工知能)で解析するもので、地中3メートル程度までの漏水を半径100メートルの範囲で抽出が可能となります。今後は、この結果を踏まえ、効率的な漏水管対策を実施していきます。

問い合わせ先:役場上下水道課