- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県香美町
- 広報紙名 : 広報「ふるさと香美」 第242号(令和7年5月号)
■毎日、安全に登下校できるように ~交通安全物品贈呈式~
子どもたちが安全に登下校ができるよう、町、美方交通安全協会、香美町防犯協会、美方警察署が町内の全園児292人と小中学校の新入生207人に、交通安全旗や防犯ブザーなどの交通安全グッズを贈りました。
4月2日、香住小学校で、贈呈式を行い、同校の新一年生代表6人がグッズを受け取りました。
贈呈式で浜上町長は「道にはたくさん車やオートバイが通りますので、安全に学校に通ってください」と呼び掛けました。
グッズを受け取った北垣凛(りん)さんと毛戸ななみさんは「お兄さんやお姉さんと一緒に登校するのが楽しみ」と話してくれました。
■利用者100万人達成! ~余部クリスタルタワー記念セレモニー~
4月6日、余部クリスタルタワーの利用者が100万人に達し、エレベーターの搭乗口で、それを記念したセレモニーを開催しました。
同タワーは、全長約41メートルの展望エレベーターで、鉄橋の上を歩ける展望施設「余部鉄橋空の駅」に行くために、平成29年11月に完成し、運行を開始。町内外から多くの観光客が訪れてきました。
100万人目の利用者となったのは、家族4人で旅行中に訪れた洲本市の会社員、川端章司さん。記念セレモニーでは、但馬牛焼肉セットなどの記念品が贈られ、川端さんは「びっくりした。初めて空の駅を訪れたが、日本海の水がすごくきれいで景色が良かった」と満足そうな様子でした。
■災害に強い町、災害のない町をを目指して ~香美町消防団出初式~
4月13日、香住区中央公民館で、令和7年度香美町消防団出初式を開催し、磯田啓介団長以下465人が出席しました。
本年度は新たに基本団員18人と機能別団員4人が入団。新入団員を代表して、香住第一分団の守山和孝さんが「一日も早く知識と技術を身に付け、地域の中核として住民の期待に応えられるよう努力します」と力強く誓いました。
磯田団長は「今までの常識や前例にとらわれることなく、有事に備え万全の体制をとり、災害に強い町、災害のない町を目指して、より一層、予防消防の啓発および訓練活動に精進していただきたい」と訓示を述べ、団員の意識向上を図りました。
■梨の生産者として新たな一歩を踏み出す ~「香住なしの学校」1期生卒業式~
3月21日、役場本庁舎で、令和5年4月に開校した「香住なしの学校」の1期生の卒業式を開催し、2年間梨の栽培技術を学び、ニ十世紀梨などの栽培に取り組んできた屋麻戸(やまと)寛典さんが、生産者として新たな一歩を踏み出しました。
式典では、屋麻戸さんに卒業証書と記念品の剪定ばさみが贈られ、2年間講師を務めた香住区隼人の梨農家、黒野幹彦さんは「基本的な作業や1年間の流れは身に着いたと思う。これからは経験を積んで頑張ってほしい」と期待を寄せました。
卒業後は香住区下浜で梨の栽培に取り組むという屋麻戸さんは「これからは梨の生産者として一生懸命やっていきたい」と意気込みました。
■高校生視点のアイディアを町政に ~村岡高校「私の地域活性化プラン」の提案~
3月24日、役場本庁舎に、村岡高校地域アウトドアスポーツ類型地域創造系の卒業生が来庁し、町長へ「私の地域活性化プラン」の提案を行いました。
今年2月に同校を卒業した藤岡遼(りょう)さんと中村月華(つきか)さんの2人が訪れ、令和5・6年度の地域創造系の生徒21人が考案した「私の地域活性化プラン(卒業論文集)」を町長に手渡すとともに、藤岡さんは「地域の若者、特に高校生が主体となって行う移住イベント」、中村さんは「町の資源を有効活用した宿泊旅行」といったプランの提案を行いました。
提案を受けた町長は「このような研究熱心な人に、町に帰ってきていただけたらありがたい。町政運営の参考になれば」と応えました。
■新たな活動の拠点として活用 ~一日市区公民館完成記念式典~
令和6年4月から建設を進めてきた香住区一日市の集会所整備工事が完了し、3月27日に「一日市区公民館完成記念式典」を開催しました。
新たに整備された一日市区公民館は、集会室を区切ることで、会議、住民の交流や「三番叟」の練習など、さまざまな用途で使用できるようになっています。また、多くの窓を配置することにより、自然採光に配慮したほか、建物内各所への導線をバリアフリー化しました。
式典で、一日市区の田中一行区長は「防災の拠点や地域活動の核として、先人たちに思いをはせながら、大事にそして有効に使っていきたい」とあいさつしました。