くらし 西村町政3期目スタート

10月26日に執行された町長選挙の結果、第6代新温泉町長に西村銀三氏が就任しました。
11月13日、西村町長が初登庁し、町民や職員から拍手で出迎えを受けました。
西村町長は今後4年間の町政運営に向けて、次のとおり決意を新たにしました。

この度の町長選挙において、町民の皆さまのご支援を頂き、再び重責を担うことになりました。改めて身が引き締まる思いであると同時に、多くの課題解決に向け全力を注いでまいります。これまで通り、誠心誠意、町民の皆さまのご意見を生かすことを基本に、町民生活を下支えするとともに、未来を見据えた町政運営を行ってまいります。公約実現と町の活性化に全力で取り組みます。
今年10月1日、浜坂町と温泉町の合併により新温泉町が誕生してから20周年を迎えました。岸田川沿いの2つの町が一つになり、それぞれの魅力、海・山・温泉の持つ力を十分に生かし町の活性化につなげてまいります。

■課題解決
町の課題はたくさんあります。
少子化対策、介護など高齢者対策、こども園の早期改築、住宅問題、集落の維持、空き家対策、交通対策、働く場の問題、観光対策、荒れる農地対策、漁業対策、駅前の活性化、魅力ある高校の在り方、農業強化策、畜産対策、森林活用、集落内道路整備、老朽化する公共施設問題、眼科の再開、婚活の推進、風力発電問題、浜坂温泉保養荘問題、下水料金統一、ふるさと納税の強化など、多くの課題を抱えています。一歩一歩解決に向け頑張ってまいります。

■多くの選択肢
この度の選挙では、4人の候補者が舌戦を繰り広げました。町づくりに重要な政策提案があり、選ぶ側の町民の方々にとってはいろいろと考えることができ、選択肢の多い選挙となりました。4人の選挙戦ということで、町民の方々の町づくりへの関心は大いに高まりました。それぞれの候補者の選挙戦での素晴らしい政策提案は、今後の町づくりに生かしてまいりたいと考えています。

■変わる道路環境
さて、現在浜坂道路II期工事が進んでいます。道路環境の変化は町の将来に大きな変化をもたらします。
一昨年3月の岩美道路の全線開通によって、役場本庁舎(浜坂)から岩美町役場まで約12分で着けるようになりました。現在工事中の浜坂道路II期は全長7・6キロ、約8割がトンネルで6か所あります。この9月には5か所目の居組インター近くの居組トンネルの安全祈願祭が行われ、また10月には新諸寄第2トンネルの貫通式があり、残るは道の駅に最も近い浜坂第1トンネルのみとなりました。開通は予定から一年延び、令和11年度完成予定です。これにより鳥取までの時間が大幅に短縮され、人の流れ、物流、学校、買い物、遊びなどに大きな変化が予想されます。これらを町の発展のチャンスと捉えています。

■町の資源を生かす
現在、町の約5000世帯のうち、約1000世帯に温泉配湯が行われています。さらにカニ、ホタルイカ、エビなどの海産物、但馬牛など、おいしい食材があふれています。
町のテーマ、「海・山・温泉・人が輝く」町を目指して頑張ってまいります。