くらし 〔市政ニュース〕寒い時期に注意すること

冬になると、入浴中の事故が多発し、特に高齢者の「不慮の溺死及び溺水」が多く発生しています。
寒くなると、脱衣所や浴室の室温とお湯との温度差が大きく、血圧や脈拍数が上下し、心臓や血管に負担を与えます。更に、飲酒後に入浴すると、血圧の上下差が大きくなり、意識障害を起こす危険性が高まります。これらは、風呂場での事故だけでなく、家の中の温度差によって発生するため、トイレや洗面所など、暖房をつけている部屋とつけていない部屋の温度差には特に注意が必要です。
また、高血圧、心筋梗塞、脳卒中などの既往歴がある人は、このような事故が起こりやすくなります。
少しの心掛けで危険な病気の予防につながりますので、次のことを心掛けましょう。

■注意点
・部屋間の温度差をなくしましょう。
・入浴前と入浴後に水分補給をしましょう。
・浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
・長くお湯につからないようにしましょう。
・同居者がいれば、入浴前にひとこと声を掛けておきましょう。
・飲酒後の入浴は避けましょう。

家族の人は入浴している高齢者を気にかけながら、何か異常を感じた場合、ためらわずに声をかけるようにしましょう。

問合わせ:天理消防署 救急課
【電話】62-3322