- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県斑鳩町
- 広報紙名 : 広報斑鳩 2025年8月号
~ごみを分別したらこんなにたくさんいいことが~
■どうしてごみを分別するの?
さまざまなごみが混ざった、分別されていないごみは、燃やしたり、埋め立てたりするしかありませんが、分別すると、ごみは資源化できます。また、分別、資源化することで、ごみを焼却したり、埋め立てたりというごみの処理で発生する温室効果ガスを減らし、資源を節約することができます。
■分別によってどれぐらいごみは減っているの?
斑鳩町では、平成12年度のごみ処理有料化後は分別が進み、令和6年度の家庭からの排出量は、平成11年度より約37%、量にして2,700t以上減少しています。
家庭から出ているごみの量(単位:t)
■どれぐらい資源化できているの?
平成11年度のごみ資源化率は、斑鳩町、奈良県平均、全国平均ですべて20%未満でした。しかし、令和5年度では、斑鳩町のごみ資源化率は55.0%であり、全国平均の19.5%、奈良県平均の15.7%を大きく上回っています。
斑鳩町:55.0%
全国:19.5%
奈良県:15.7%
ごみ資源化率(単位:%)
■可燃ごみを減らすには?
斑鳩町の可燃ごみには、まだまだ生ごみや資源化できる紙類が多く含まれています。
生ごみの多くは水分を多く含んでおり、焼却するために多くのエネルギーを消費します。しかし、生ごみを分別バケツで排出すれば、生ごみは燃やさず、たい肥に生まれ変わります。生ごみ分別モデル地域以外の人でも公共施設に設置している生ごみ分別バケツに生ごみをいれていただくことで、生ごみの分別回収が可能です。
家庭用の生ごみ分別バケツは環境対策課で無料で配布しています(世帯につき1つ)
資源化できる紙類、たとえば包装紙やお菓子の箱などの雑がみは紙袋に集めて、地域の古紙回収や、公共施設に設置している「資源にカエル宝箱」に出しましょう。分別することで、新たに紙に生まれ変わり、地域や町に売却益や奨励金として還元されます。
生ごみや資源化できる紙類を分別することで可燃ごみは限りなくゼロに近づきます。
◇分別に取り組む人からこんな声も!
・可燃ごみをほとんど出さなくてよくなった
・可燃ごみがカラスに荒らされにくくなった
■ごみの分別で経費削減につながっています!
枝葉草類や生ごみ、ビン類や缶類として分別されたごみが、もしも分別されずに可燃ごみとして焼却されたり、不燃ごみとして埋め立てなどの処理をされていたら、年間で約2,000万円から3,000万円の費用がかかります。平成26年度から令和5年度までの過去10年間では、約2億4,700万円もの処理費用が、ごみをしっかり分別したことで削減されました。
このことにより削減された費用は、福祉や教育、子育ての分野をはじめ、その他幅広い分野の事業で有効に活用しています。これからもごみをしっかり分別し、資源化を進めることで、よりいっそう環境にやさしいまちとして発展していくため、引き続きご協力をお願いします。
問合せ:環境対策課
【電話】内線137