くらし 令和7年第3回下北山村議会9月定例会《一般質問》
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- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県下北山村
- 広報紙名 : 広報下北山 2025年11月号
定例会では、議案に関係なく村の一般事務について質問することができ、これを一般質問といいます。
■質問者
和田晃裕議員
質問:太陽光発電施設に対しての条例制定について
村内には太陽光発電所が上池原地区・寺垣内地区の2ヶ所あります。寺垣内地区・面積1593平方メートルの発電所は推定3年近く草刈等の施設管理が行われていないようです。近隣住民にとってこのまま放置されることは住環境にとって大きな脅威です。
草刈も出来ないような所有者が、20年後30年後に訪れる施設が寿命に達した場合、そのまま放置されることも予測されます。住環境や景観に大きな影響を与えている太陽光発電所に対して、適正管理や寿命が来た場合の撤去の義務付け等、参入段階、その後の管理を含め村民の脅威を取り除くことが出来るような実効性のある条例を整備すべきと思うが考えを伺います。
答え:住民課長
寺垣内地区に設置の太陽光パネルは雑種地に設置されており、草が生い茂っていることから、土地の適正な管理のために所有者に昨年度も、今年度も通知をしております。新しく設置の際、農地であれば農業委員会の許可がいるので、ある程度規制ができるのではないかと考えています。その後の管理を含め条例を整備すべきとのことですが、近隣町村に確認したところ、今のところ太陽光発電設備の設置や管理についての条例等は制定されていない状況です。
現在、本村独自の太陽光発電所設置の規制に関する条例等はございませんが、今後については、すでに条例等を定めています先行自治体の規制内容や状況等を参考に、規制の必要性も含めまして、調査研究を行っていきたいと考えています。それと同時に、所有者に草刈り等、土地の適正な管理に努めていただけるよう、引き続き対応を進めてまいります。
和田晃裕議員
条例の制定においては既に条例を設置して罰金や課徴金を取るところもあります。実効性がなかったらダメだと思います。施設の寿命が来た時に取り除くことが出来るような、住宅で言えば敷金を取るとか、施設を管理出来ない場合には施設の所有者の情報公開をするとか色んな方法が考えられます。しっかりと考えて条例制定に向けて取り組んでいただきたいと思います。
答え:村長
条例につきましては前向きに検討したいと思います。今実際に草の繁茂とか大変環境が悪くなっています。そして、その権利者、管理者には連絡を取っているところですが、なかなか連絡が取れないというような状況でございますので、様々な方法を使ってまずは環境を良くしていただくように、草刈りの実効性がある取り組みをしていきたいと考えています。そして将来的に太陽光のパネルの撤去等の問題も出てくるかと思いますが、今現在法律上でも色んな積立金とか対策も国の方で講じていますので、そういったことも研究しながら後々、地域住民の皆さんに、悪い影響が出ないような形で取り組んでいきたいと考えています。
