- 発行日 :
- 自治体名 : 和歌山県和歌山市
- 広報紙名 : 市報わかやま 令和7年5月号
■[Pick Up News 01]みんなで支え合い、健やかな毎日を。国民健康保険料率の改定について
本市では、加入者の皆さまの負担を抑えるため、医療費の適正化や補助金の活用を通じて、16年にわたり保険料率を引上げることなく、国民健康保険事業を安定的に運営してきました。しかし、加入者の減少や医療の高度化に伴い1人当たりの医療費が上昇し、本市が県へ納めるべき納付金(本来必要とする標準保険料)も増加しています。その結果、現行保険料との差が年々拡大し、保険料収入の不足により国民健康保険財政が悪化しています。
これまでは繰越金で不足分を補填してきましたが、近い将来、繰越金が枯渇し厳しい財政状況となる見込みです。
このような収支状況や令和12年度に県内の保険料水準の統一が目指されていることを踏まえ、令和7年度は繰越金の活用によって急激な負担増を抑えながら、保険料率の見直しを行います。
◆保険料水準の統一とは?
和歌山県は令和6年3月に『第三期和歌山県国民健康保険運営方針』を策定し、令和12年度から県内において、同じ所得水準・同じ世帯構成であれば、同じ保険料を支払う「完全統一」を目指しています。
◆どうして和歌山県が関係するの?
国民健康保険は平成30年度以降、都道府県単位で運営することとなりました。県がまとめて医療費を負担し、市は定められた納付金を県へ支払います。この納付金を支払うために必要な保険料の目安として、県は標準保険料を示しています。
※県が計算した、和歌山市が本来必要とする保険料の金額
◆保険料率の改定内容
1人当たり平均保険料(国保加入者全体の保険料総額:加入者数)が約7,300円/年間の増額見込みとなります。
具体的な保険料は6月中旬から下旬頃に送付する決定通知書をご確認ください。
※実際の増減額は、世帯内の加入者数や令和6年中の所得によって異なります。
所得割…世帯の所得に応じて計算
均等割…世帯の加入者数に応じて計算
平等割…1世帯ごとに計算
◆保険料の軽減・減免制度
◇未就学児の均等割額の軽減
未就学児(小学校入学前)の均等割額は5割が軽減されます。
◇世帯の総所得に応じた平等割額・均等割額の軽減
所得申告に基づき、世帯の総所得に応じて平等割・均等割額が軽減されます。本年度は5割軽減と2割軽減の対象を拡大しました。
◇出産する人の産前・産後期間における所得割額・均等割額の軽減
出産する人の出産予定月(又は出産月)の前月から出産予定月(又は出産月)の翌々月相当分。多胎妊娠の場合は、出産予定月(又は出産月)の3か月前から6か月相当分の所得割額と均等割額が減額されます。
※妊娠85日以上が対象(死産、流産、早産を含む)
◇倒産・解雇・病気などの理由で失業した人や地震や火事などで被災した人も減免できる場合があります。
詳細は、市ホームページ(ID:1061508)をご覧ください。
問合せ先:国保年金課
・国保財政
【電話】435-1215
・保険料賦課
【電話】435-1057