健康 ~ともに生き ともに歩もう~認知症バリアフリーなまちづくり
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- 発行日 :
- 自治体名 : 鳥取県琴浦町
- 広報紙名 : 広報ことうら 2025年9月号
◆9月は認知症月間です
毎年9月21日は「世界アルツハイマーデー(認知症の日)」と制定されています
日本でも認知症に関する法律が施行され、アルツハイマー型認知症の新薬治療も始まりまし
た認知症は誰もがなりうる病気で、アルツハイマー型認知症は認知症の半数以上を占めています
■認知症への理解で笑顔のあふれる琴浦町を
★新しい認知症観にアップデート!!★
「認知症になっても、できること・やりたいことがあり、自分らしく生きることができる」という考え方は『新しい認知症観』と呼ばれます。
◇認知症は特別なことではありません
加齢に伴い、誰もが認知症を発症する可能性があります。発症年齢は様々で、働き盛り世代の若い人でも発症することがあります。病気をきっかけに、認知症となる人もあります。(※65歳未満で発症した場合「若年性認知症」といいます。)
『過度なマイナスのイメージがあると、病院の受診や支援につながらず、社会的に孤立してしまうことがあります。』
ついさっきのことは忘れてしまうけど…
認知症の人の7割近くが、買い物などの外出や交流の機会が減ったと答えています。
(※詳細は本紙をご参照ください。)
『出来ることはまだまだあります!!得意なこともあるし昔のことはよく覚えてます!』
■認知症になってからも“できること”
趣味を楽しむ、社会との繋がりを持つ、日常的な役割を持つ、周囲に自分の状態を伝える、新しいことに挑戦するなど、できることはたくさんあります。
認知症だからといって、何でも支援者がやってあげるということではなく、やれない部分をお手伝いすることで「自分にもできることがある!」と感じられ、自信を取り戻し、暮らしの意欲や生きがいを持つことができます。
周囲の理解とサポートがあれば、認知症の人も自分らしく、充実した生活を送ることが可能です。
大切なのは、本人の意思を尊重して、できることを奪わず、残存機能を活かすことです。
“本人の声”を聴き、“本人のペース”を見守ることも必要です。
[豆知識]認知症支援のシンボルカラーはオレンジ色
認知症に対する理解を深めるための啓発活動にオレンジが使用されています。サポーター養成講座を受講された人は「オレンジリング」をサポーターの証として持っています。国の認知症施策は「新オレンジプラン」、支援チームは「チームオレンジ」、認知症の人もウェルカムなカフェは「オレンジカフェ」と呼びます。
◆認知症サポーター養成講座
認知症のことを正しく理解し、学ぶ講座を開催しています。
琴浦町の子ども達も認知症を学んでいます。(※学校からの申込みに応じて実施しています)
人権学習の1コマとして学ばれている学校もあります。家族内でも話をしてみましょう。
職場で、普段集まる仲間で、学んでみたい場合、ご相談ください。
◆ひとなかに出かけてみよう!
認知症になっても、外出の機会を持ち、人と繋がって会話をすることで、認知症の進行をゆるやかにする効果があります。
介護保険を使ってデイサービス(通所介護サービス)を利用し長年状態を維持されている人もいます。
◇出かけられる場所はあちこち♪
・各地区公民館イベント
・サロン活動・高齢者サークル活動
・介護予防教室(送迎有)
・地域交流カフェ
・お気に入りの店 など
◇世界的な認知症月間にあわせ
『認知症に関する書籍の紹介を行います♪』
とき:9月2日(火)~9月30日(火)
ところ:琴浦町図書館(本館)館内展示スペースにて
内容:認知症に関する書籍の掲示・貸し出しを行っています。
認知症に関するリーフレットなども設置します。ぜひ足をお運びください。
◇認知症予防に効果的!脳が活性化します
『あたまイキイキ音読会♪』
とき:奇数月 第3木曜日
10:00~11:00
ところ:まなびタウンとうはく3階 第2会議室
定員:申込先着順 10名
申込:琴浦町図書館本館
【電話】52-1115
◇次回のあたまイキイキ音読会♪
9月18日(木)
申込締切:9月16日(火)
■日頃の思いを誰かと共有してみませんか?
◆介護家族のはなし場(琴浦町内)
現在介護をしているご家族や介護を経験した人が交流する場です。※予約は不要
◇ことうら家族のつどい
「認知症の人と家族の会鳥取県支部」からアドバイザーが来られます。
八橋地区公民館、毎月第2水曜日(10:00~11:30)
◇あろえの会
森の楽園(旧古布庄保育園)、毎月第3木曜日(13:30~15:00)
◆本人と家族が集う場(中部地区内)
認知症を支え合う、ご本人とご家族のためのつどいの場があります。
若年性認知症の人も本人同士が出会える場です。
◇本人ミーティング(偶数月第3木曜日)⇒要事前申込
自分達のこれからのより良い生活、みんなが暮らしやすい地域の在り方などを一緒に語り合う場です。
認知症の本人さんが主体的に発言して、思いをみんなで実現していきます。倉吉市で開催。
◇中部にっこりの会(奇数月の第4木曜日の午後)⇒要事前申込
認知症の本人と家族が参加できる定例会で、様々な楽しい行事を計画します。
高齢者だけでなく、若年性認知症の人同士も出会い、やりたいことを実現していく場です。
家族も日頃の思いを相談できます。町内または中部地区で開催。
◇おれんじドアもりのみ(9月24日水曜日、12月3日水曜日、令和8年3月4日水曜日)
倉吉病院内にあるカフェ「もりのみ」にて、本人・家族・ピアサポーターが、一緒にお茶をしながら不安や悩みを共有できます。
事前申込み不要・参加費は無料(1ドリンクとスイーツ付) 12:30~14:00の間ならいつでも♪
倉吉病院認知症疾患医療センター【電話】26-1015
倉吉市山根43番地要
※事前申込の申込みは下記問合せ先へ
問合せ先:地域包括支援センター
【電話】52-1525
問合せ先:すこやか健康課
【電話】52-1525