くらし はい! 消費生活相談窓口です。

くらしに役立つ情報や最新の消費生活トラブルをお伝えします。
知っておくと適切な対応ができます。

~デジタル遺品※のトラブルに備えよう~
■スマホの中の“見えない契約”で遺された家族が困らないために
※《デジタル遺品》スマホ、パソコンなどに保存されたデータやアカウントなど
一番困るのは、スマホやパソコンのロックが解除できない場合です。スマホが開けられないと、葬儀のために友人、知人に連絡しようにも連絡先すら見られません。遺影になる良い写真を見つけることも困難です。慌てて何度もパスワードを間違えると、スマホ内のデータが消去される恐れもあります。

[こんな相談]
夫が亡くなり携帯電話を解約した。最近、夫が契約していたスマホのセキュリティのサブスク契約が残っていることが分かり、事業者に問い合わせると「すぐに解約するにはIDとパスワードが必要。それが分からなければすぐには解約できない」と言われ困っている。
(70歳代 女性)

[アドバイス]
○もしもの際に、遺族が故人のスマホ等のロックを解除できるようにID・パスワードを事前に知らせておくと把握が容易になります。
○事前に知らせたくない場合は
・例えば、名刺サイズ等の紙にパスワード等を記入し、修正テープで隠す
・または、そのままの数字を書かずに「〇〇の誕生日」など家族にだけわかる合言葉にする
・ネットバンクの取引がある場合は、金融機関名を書いておく(残高や口座番号は不要)
○毎月支払いが発生しているインターネット上の契約は、サービス名・ID・パスワードを日頃から整理するほか、エンディングノートの活用も検討しましょう。

●第3火曜日は消費生活相談員による相談と出前講座の日です。お気軽にご利用ください。

問合せ:
・日吉津村役場住民課 【電話】27-5951 (平日 8:30~17:15)
・鳥取県消費生活センター 【電話】188(ナビダイヤル)または、【電話】34-2648
(土日(年末年始・祝日除く) 8:30~17:00)