子育て 学校教育だより~人を愛する豊かな心を育てよう~

日吉津村教育委員会
第80号(2025年11月)

■日吉津村児童の学力・学習状況の現状
令和7年4月17日に6年生を対象に実施した全国学力・学習状況調査の結果を分析し、全国の結果と合わせ本村の状況をお知らせします。
本調査で測定できることは学力の一部であり、競争をあおるものではありませんが、調査結果の分析を基に、学力の定着に向けた学校・家庭・地域の連携がいっそう促進されるよう取り組みます。

●教科に関する調査結果(令和7年度は3教科での実施)
○国語
国語の結果は全国平均を下回りました。内容別にみると、特に「話すこと・聞くこと」について、全国平均を大きく上回っており、日常的に、話し手の考えと比較しながら、自分の考えをまとめることを意識できていることが考えられます。一方、語彙力や漢字の知識の習得に課題があるため、語彙・漢字学習を反復して行い、知識の定着を図ることが必要です。

○算数
算数の結果は全国平均を上回りました。領域別にみると、「数と計算」「測定」「変化と関係」「データの活用」は全国平均を上回り、「図形」はやや下回りました。問題別にみると、基本的な計算や知識は定着しており、計算の仕方について説明する活動を繰り返してきた成果が見られます。しかし、図形の問題に課題があるため、作図や操作活動をもとにして、発展的な問題を解き、説明する活動を今後も積んでいくことが必要です。

○理科
理科の結果は全国平均を上回りました。領域別にみると、「エネルギー」「生命」「地球」は全国平均をやや上回り、「粒子」がやや下回りました。知識の習得は比較的順調ではありますが、実験結果の表などを読み取り、そこから根拠に基づいた考察や結論を記述することに課題があるため、知識を生活に活かしたり、科学的な言葉や概念を理解して説明できる力を育成していくことが必要です。

平均正答率(%)

●生活習慣や学習状況に関する調査結果(一部抜粋)
グラフに示されているように、朝読書や積極的な図書館の利用等により、読書好きが多く、基本的な読解力の土台が育っています。また、家庭学習の習慣を大切に考え、学習に対して前向きな様子が見られます。
一方で、下のグラフに示されているように、自らの学びを振り返る時間を確保し、学びの定着や方法の改善へつなげることで、学習内容の自覚を自信につなげる必要があります。
また、自分の考えを発表することが苦手な児童が高い割合で存在することについて、自分の考えを論理的に整理し、表現する力に課題があると考えられます。

肯定的回答率(%)

●まとめ
今後も基礎・基本の確実な定着を図るとともに、多様な意見を比較しながら聞き、自らの考えを広め、深めていけるような授業方略を検討していきます。また、自分に適した学習計画が立てられるよう個々に応じた指導をし、やりとげたという自信をつけていけるよう努めます。地域や家庭での励ましは子どもの意欲の源です。引き続き、ご協力よろしくお願いいたします。