- 発行日 :
- 自治体名 : 鳥取県南部町
- 広報紙名 : 広報なんぶ 2025年12月号
■若い力が育つまちへ
広報なんぶ11月号では、JICA海外協力隊の研修生が南部町に着任した様子をご紹介しました。研修生の皆さんは12月中旬まで、町内のイベント参加や地域の方々との交流を通じて、日本の地域課題を学び、その経験を胸に2年間の海外活動へと旅立っていきます。
11月13日には、JICA海外協力隊発足60周年記念式典が開催され、私も出席しました。天皇皇后両陛下もご臨席になり、1965年の事業開始から現在までに99か国へ延べ58,000人が派遣されてきた歩みと、その活動が世界からの信頼につながっていることを実感しました。一人ひとりの隊員の地道な行動が現地の人々の心を揺さぶり、やがて日本と世界を動かす力になる—その重みを改めて学んだ時間でした。
南部町は2022年から、JICAの「グローカルプログラム」に参加しています。この取り組みは、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により約2,000人の協力隊員が一時帰国し、派遣事業が停止したことを契機に、国内課題への貢献をめざして始まった新しい挑戦です。
本町には、協力隊経験者が組織するJOCA(公益社団法人青年海外協力協会)が法勝寺温泉を拠点に活動しており、地方創生を共に進める心強いパートナーがいます。研修生受け入れに恵まれた環境が整っていることは、南部町の大きな強みといえます。
これまでに26名の研修生を迎えましたが、うれしいことに、任務を終えた隊員たちが活動報告のために南部町へ戻ってきてくれています。世界で磨いた「地域を変える力」を、次は南部町の未来のために活かしてくれることを期待しています。
60周年記念式典の結びには、海外協力隊の隊歌「若い力の歌」が会場に響き渡りました。
南部町長 陶山清孝
