くらし 松江市長 上定昭仁の「上を向いていこう」Vol.52

「松江は「出雲そば」発祥の地です」

2月11日が「出雲そばの日」であることをご存じでしょうか。令和4年(2022年)1月、日本記念日協会が「そば商組合(松江市・出雲市)」からの申請を受けて、2月11日を「出雲そばの日」として登録しました。
「出雲そば」は、その呼称からお隣の出雲市に由来すると思われがちですが、江戸時代初期の寛永15年(1638年)2月11日、そば処・信州を治めていた松平直政公が出雲松江藩への国替えを命じられ、その後の松江城下で「そば切り」が振る舞われたことが史料に残っています。
したがって、岩手県の「わんこそば」、長野県の「戸隠(とがくし)そば」と並んで「日本三大そば」の一角を占める「出雲そば」の発祥は、松江ということになるのです。
しかしながら、それが思いのほか知られていない現状を打開し、市民のみなさんにも観光でいらした方々にも浸透を図るべく、令和5年(2023年)に本市独自のブランドそばの販売をスタートしました。その名も「松江松平そば」。地元産そばを使い、そば懐石を基本とする高級感のあるセットメニューが、松平家の正式な家紋が入った八雲塗の椀で提供されます。現在、市内4つのそば屋において、天ぷらそばや山菜そばなど、店ごとに趣向を凝らした多彩な「松江松平そば」が楽しめますので、ぜひご賞味ください。
そもそも「出雲そば」の特長は、そばの実を殻ごと挽いて製粉し、つなぎに使う小麦粉も少ないため、黒っぽく豊かな風味とコシが味わえること。「割子そば」「釜揚げそば」といった食べ方も、私たちの地域に伝わる独特なものです。
伝統的な「松江の味」を次世代に引き継ぐべく努めてまいりますので、「出雲そば」「松江松平そば」を応援していただけますと幸いです。
2月11日は、おそばを食べてみませんか。