文化 日本遺産 シリーズ8

■出雲國(いずものくに)たたら風土記~鉄づくり千年が生んだ物語~
地域に点在する文化や風習、文化財などを一つの「ストーリー」として文化庁が認定している日本遺産。そんな日本遺産に、たたら製鉄に関するストーリーが「出雲國たたら風土記~鉄づくり千年が生んだ物語~」として認定されています。
ここでは、日本遺産の構成地域である安来市・雲南市・奥出雲町が共同して、日本遺産の構成文化財を紹介します。

▽絲原(いとはら)家住宅(奥出雲町)
絲原家は、江戸時代前期にたたら製鉄を行っていた有名な鉄師御三家(絲原家・櫻井(さくらい)家・田部(たなべ)家)のひとつです。大正13年(1924年)に建てられた近代和風建築は、主屋ほか8棟が国の登録有形文化財に指定されています。
四季折々の彩りを魅せる美しい出雲流庭園は、元はたたら製鉄の原料である砂鉄を採取した場所で、江戸時代末期から約50年かけて完成したと言われています。
たたら資料や家伝の美術工芸品などを展示する「絲原記念館」やカフェが併設されており、美しい庭園や自然の山野を眺めながらゆったりとくつろげます。

問合せ:観光振興課
【電話】23-3110