- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県雲南市
- 広報紙名 : 市報うんなん 2026年2月号
■安全・安心な内視鏡検査・治療を受けていただくためにいただくために~当院での取り組みについて~
消化器内科 副院長
三代 剛(みしろつよし)
当院で行っている内視鏡(胃カメラ・大腸カメラなど)を用いた検査や治療件数は年々増加しており、病気の早期発見や体に負担の少ない内視鏡治療にスタッフ一丸となり日々従事しています。
皆さんに安全・安心な内視鏡検査や治療を受けていただくために当院の内視鏡室ではさまざまな取り組みを行っており、今回はそのいくつかを紹介します。
◯清潔・安全・安心な内視鏡検査・治療を受けていただくために
(1)衛生面での取り組み
内視鏡は非常に高価な医療機器であり、一人ずつ使い捨てというわけにはいきません。そのため内視鏡使用後は、消化器内視鏡学会・技師会やメーカー推奨の標準手順に準じて、人の手による手洗い洗浄と自動洗浄機による洗浄・消毒を行っています。また院内感染対策チームと共に、洗浄評価としてATP(アデノシン三リン酸)拭き取り検査や細菌培養検査を定期的に行うことで内視鏡の衛生管理にも努めています。
(2)安全面での取り組み
内視鏡治療(一部の検査も含む)には、透視装置を併用して行うものがありますが、当院では昨年8月に新しい透視装置を導入しました(FUJIFILM(フジフイルム)社製:CUREVISTAApex(キュアビスタエイペックス))。従来のレントゲン装置は検査台(天板)自体が動くため、予期せぬ動きによる危険が潜んでいましたが、新しい装置は管球自体が動くためにそのような心配が無くなりました。また線量が少なくても高画質が得られる画像処理システムも搭載されており、治療を受けられる皆さんに加えてわれわれスタッフの被曝リスクも軽減されるようになりました。
(3)安心面での取り組み
一部の内視鏡検査、胃や大腸のポリープ治療、総胆管結石の治療などに対して、当院では「クリニカルパス(※)」を導入しており、病院スタッフ間での医療内容の標準化・共有化・効率化を図っています。クリニカルパスで検査や治療を受けられる方には、具体的な治療日や退院日が記載された予定表が準備されており、より安心な内視鏡検査・治療を受けていただけます。
※クリニカルパス:特定の病気の検査や治療の流れを説明するための計画書
今回は3つの取り組みを取り上げました。他にも安全・安心な内視鏡検査や治療を受けていただけるよう、日々の振り返りに加えてさまざまな創意工夫に励んでいます。
