文化 日本遺産シリーズ

■出雲國(いずものくに)たたら風土記~鉄づくり千年が生んだ物語~
地域に点在する文化や風習、文化財などを一つの「ストーリー」として文化庁が認定している日本遺産。そんな日本遺産に、この地域のたたら製鉄(日本古来の鉄づくり)に関するストーリーが「出雲國たたら風土記~鉄づくり千年が生んだ物語~」として認定されています。
ここでは、日本遺産の構成地域である安来市・雲南市・奥出雲町が共同して、日本遺産の構成文化財を紹介します。

◯「奥出雲たたら製鉄と棚田の文化的景観」(奥出雲町)
奥出雲地域はかつて、たたら製鉄に用いる砂鉄を採取するため「鉄穴(かんな)流し」という採掘技術で山々を切り崩していました。その跡地を放置することなく、水路やため池を再利用しながら棚田が形成されました。また、奥出雲地域の棚田には、「鉄穴残丘(かんなざんきゅう)」といわれる不思議な小山があります。これは、お墓や祠などの神聖な場所を削らずに意図的に残したもので、たたら製鉄が盛んだったことを証明する特異な景観といえます。
奥出雲の文化的景観には、人間と自然環境の共存による持続可能な生活文化を生み出していった歴史が刻まれています。
この景観を含むたたら製鉄を起源とした奥出雲の農業は、昨年世界農業遺産に認定されました。

問合せ:観光振興課
【電話】0854-40-1054