- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県雲南市
- 広報紙名 : 市報うんなん 2025年6月号
■鳥獣対策コーディネーター
山田 稔紀(やまだとしき)
今回は鳥獣被害対策のうち、「侵入防止対策」についてのお話です。
野生動物との距離が近い中山間地域においては、農作物を鳥獣被害から守るために田んぼや畑を防護柵ですべて囲う対策が効果的です。市販されている「忌避剤」や「音や光で追い払う道具」などで一時的に被害を防止できる場合もありますが、被害を確実に防止するためには柵の設置が必須です。また、ワイヤーメッシュ柵、トタン柵、電気柵など防護柵にはさまざまな種類がありますが、加害動物の種類や地形的な要因などによって適切な柵の種類や設置の方法が異なります。
被害を防ぐためには、「被害状況や加害獣種を把握する」、「適切な種類の柵を適切な方法で設置する」、「定期的な見回りや修繕を実施して柵の機能を維持する」などの基本的なポイントを押さえて正しく柵を設置する必要があります。
林業振興課では自治会や各種団体などからの希望に対し、適切な柵の設置方法や、被害防止対策などの出前講座を開催しています。希望される場合は、下記までお問い合わせください。
◎電気柵だけでも本体機にはさまざまな種類があります
問合せ:林業振興課
【電話】0854-40-1056